変身 (講談社ノベルス ヒC- 4)

著者 :
  • 講談社
3.45
  • (7)
  • (9)
  • (25)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 157
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061816893

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読み終えたのは6年前だが、最後の一文を見た瞬間、やはり東野圭吾だなと震えたことをよく覚えている。

    自分が自分でなくなっていく恐怖、もがき苦しむ様が、この上ない筆力で巧みに描かれている。

  • 脳を移植すると…どうなるのか。
    人格は変わるのか?
    昔私も考えた事があったテーマなので、大変面白かったです。

    ただ、主人公の恋愛面はたいして気にならないと言うか、何と言うか…(^_^;)

    でも、総括的になかなか面白かったです!!!

  • 訳有りの強盗事件に巻き込まれ、頭を銃で撃たれた主人公が国家レベルのプロジェクトで行われた脳移植手術により、奇跡的に回復していくが、次第にドナーの人格に支配されていくという恐ろしくも悲しい物語。愛しいはずの恋人さえも愛せなくなる自分を取り戻す為に彼が最後に選んだ道は・・・。医学の進歩と人権の尊重というテーマの陰には国家プロジェクトに操られる研究者達の悲しみも織り込まれている。人間としての幸せとは果たして何なのかと考えさせられるかも。

  • すごく残酷な運命というか、めぐり合わせというか。
    恐怖感がひしひしと伝わってきました。

  • 「君を愛したことを忘れない。」

  • 自分が自分でなくなっていく・・・
    これって死ぬより恐ろしい事かも。

    主人公が最後にやった事は悲しいけどそうするしかなかったのかな。と思う

  • 途中で展開が読めてしまいました。なんで最後は、あぁやっぱり、って感じ。もう少し最後に劇的な展開があっても良かったかも。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

東野圭吾の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×