- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061816893
感想・レビュー・書評
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読み終えたのは6年前だが、最後の一文を見た瞬間、やはり東野圭吾だなと震えたことをよく覚えている。
自分が自分でなくなっていく恐怖、もがき苦しむ様が、この上ない筆力で巧みに描かれている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
脳を移植すると…どうなるのか。
人格は変わるのか?
昔私も考えた事があったテーマなので、大変面白かったです。
ただ、主人公の恋愛面はたいして気にならないと言うか、何と言うか…(^_^;)
でも、総括的になかなか面白かったです!!! -
訳有りの強盗事件に巻き込まれ、頭を銃で撃たれた主人公が国家レベルのプロジェクトで行われた脳移植手術により、奇跡的に回復していくが、次第にドナーの人格に支配されていくという恐ろしくも悲しい物語。愛しいはずの恋人さえも愛せなくなる自分を取り戻す為に彼が最後に選んだ道は・・・。医学の進歩と人権の尊重というテーマの陰には国家プロジェクトに操られる研究者達の悲しみも織り込まれている。人間としての幸せとは果たして何なのかと考えさせられるかも。
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すごく残酷な運命というか、めぐり合わせというか。
恐怖感がひしひしと伝わってきました。 -
「君を愛したことを忘れない。」
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自分が自分でなくなっていく・・・
これって死ぬより恐ろしい事かも。
主人公が最後にやった事は悲しいけどそうするしかなかったのかな。と思う
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途中で展開が読めてしまいました。なんで最後は、あぁやっぱり、って感じ。もう少し最後に劇的な展開があっても良かったかも。