- Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061817982
感想・レビュー・書評
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読書(主に小説)週間続行中。
今まであまりの厚みに怯んで敬遠していましたが、踏み込んでみました京極作品。
題名の字面や重量に内容そのものも読みにくさを感じさせるのかと思いきや、これがまた連続ドラマ一気観!というくらいの、やめられないとまらないかっぱえびせん感。
先がまだまだある厚みが逆に、楽しみがまだまだ残されているという高揚感になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2019/5/20読了(再読)
’98年7月頃から、講談社ノベルズ版の『京極堂シリーズ』を『塗仏の宴』まで順次購入した。稼ぎのない浪人時代、なかなかの出費だった筈――というか、何をしていたのやら。兎も角、当たり前と思った現実認識を揺さぶったこのシリーズで、何か少し賢くなった気もした20代の初めであった。 -
学生時代に読んだものを再読。ぐいぐい読ませてくれます。20年以上経っているから新鮮な気持ちで、寝るのを忘れて読みふけりました。
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記念すべき1冊目
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高校生の時に読んで以来、25年ぶり?の再読。
なんとも楽しい読書。
シリーズを再読したくなりました。 -
ご存じ京極堂の語りに注目。全てはここから始まった。
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序盤の京極堂の一人演説が長い。長くて難解で心折れそうになり、君はおバカさんだねと、と京極堂に罵られる関口君の気分になった。
だが、中盤から俄然面白くなり、ページを捲る手が止まらなくなる。どんでん返しに次ぐどんでん返しで、何度かページを巻き戻り、あ~この時のこれはそういう意味だったのか!と確認する。
序盤の京極堂劇場の、一見話の本筋とは関係ないと思っていたうんちく(なんでこんな関係無さそうな話が延々続くんだ…と思いながら読んでいた。)が、後半活きてくる。
とても良かったので、京極堂シリーズの続編、是非読んでみたい。