猫丸先輩の推測 (講談社ノベルス クK- 2)

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  • 講談社
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822726

感想・レビュー・書評

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  • なんか不思議な話でした。
    猫丸先輩、つかみどころがありません。
    短編で何話かあるのですが、タイトル通りすべて猫丸先輩の推測でおわっています。推測なのですべてはずれの可能性もあります。そんなことを考えると楽しいです。
    カバーイラストがある意味インパクトがあり、イメージを固めています。それらを含め、猫丸先輩、愛すべき探偵さんではないでしょうか。

  • 確かに推測。でも日常の不思議な謎の中でこれだけ面白い解釈が成り立つのならそれでもいいような気がする。いやもう謎の突飛さもさることながらその解釈の仕方もこれだけよく考えられるねぇ。

  • ある事象を別の観点から見ると、まったく違った形を現すという推理小説の基本が押さえられていて、なかなかの掌編。特に『桜の森』は、なるほどと膝を打つ。ただ、あくまでも『推測』であり解決が示されないため、最後が中途半端な感じが否めないけど。

  • 唐沢なおき氏のイラストがついてますますパワーアップの猫丸先輩。よいです。

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著者プロフィール

一九六二年静岡県生まれ。日本大学藝術学部卒。九三年「競作 五十円玉二十枚の謎」に応募し、若竹賞を受賞、九四年『日曜の夜は出たくない』で本格的に作家デビュー。二〇〇一年『壺中の天国』で第一回本格ミステリ大賞を受賞。著書に『星降り山荘の殺人』『片桐大三郎とXYZの悲劇』『皇帝と拳銃と』『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』『月下美人を待つ庭で猫丸先輩の妄言』などがある。

「2021年 『作家の人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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