霧舎巧 傑作短編集 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
3.43
  • (15)
  • (20)
  • (51)
  • (6)
  • (2)
本棚登録 : 195
感想 : 31
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823693

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • まあまあ、面白かったですかねぇ…この作者の本は初めて読むんですけれどもまあ、ミステリというのはアレですね、僕はあんまり読まないんですけれども、これは楽しめたような…なんか全体的に設定がアホ臭いというか、著者の人柄? みたいなのが文章全編に漂っているというか…そういうところが割合好きでしたかねぇ…あと寸断されたまえがきとかいうやつ!

    この著者は自著にどれだけ自信を持っているんだろう…と思いましたよ。読者に満足してもらえる気満々というか…で、実際に読んでみると正直アホらしくて笑えるというか…

    まあ、驚きはしませんでしたけれども、好きな部類のミステリでしたね。おしまい…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 短編集。タイトルからして奇想天外。謎解きが理屈っぽくついていけない。クリスマスの約束についてはハッピーエンドで好感度高め。

  • 傑作短編集なんだから、傑作なんだろうな!
    などと野暮な突込みをしてはいけない。

    傑作なのか?と聞かれれば答えに詰まるかもしれないけど、面白いミステリーの短編集であることは間違いない。

    ただ、トリックに驚くべきものがあるのか?と問われれば答えようがない。現在においてはどこかしらで聞いたようなトリックが使われている(書かれた当時は斬新だったかもしれない)。

    その意味で言えば、本格ファンには物足りなく感じられるかもしれない。

    ただ、ライトな群像的なミステリーっぽいものを読みたい気分であればお勧めできること間違いなし。

  • 基本、後動悟が謎を解く短編集ですが、中には御手洗が探偵役を努める話もあり。でもそれも登場人物が後の短編に出てきたりで微妙に連作になってる感も。
    とりあえず、昔途中で挫折した”あかずの扉研究会”シリーズを読み直したくなりました。

  • (収録作品)クリスマスの約束/月の光の輝く夜に/まだらの紐、再び/動物園の密室/紫陽花物語/手首を持ち歩く男

  • あかずの扉研究会の番外編っぽい感じらしいので、初めてよむのは向かなかった。
    面白かったけど。
    ちょっと分かりにくいかなぁ、色々。

  • 他の作品は読んだ記憶がありません.

    手首を持ち歩く男
    状況がややこしくて,考えようと思えなかった.

    あじさい
    結局なんなんだ…

    動物園の密室
    御手洗さんが出てきてびっくり

    まだらの紐
    最初からトリック?が想像できてしまいました.

    月の光
    少し趣が違う話,最後の1話とセットだと思う.

    クリスマスの約束
    これがあったから,この短編集を読んでよかったと思えました.
    全部読んだ人へのご褒美.

  • 「月の光の輝く夜に」は結構好きだけどなー。作者さんの本で初めて読んだのがこれだったので、登場人物がいまいち把握できてないのだけど、全体の作品が最後の「クリスマス」に集結していくのは面白いな、と思った。

  • 短編集が短編集である所以というか、 白眉ですよね。この作品の何が凄いって、最後の一篇以外はすべて書かれた時代も発表された媒体もバラバラで、別個の作品として世に出ていたことに尽きます。辻褄合わせとこじつけ力が如何にミステリ作家に大切な能力であるのかがよくわかる。それぞれの物語も充分に楽しめるクオリティな上に待っているこの仕掛けですから、そりゃあ絶賛したくもなりますよ(そしてその結末がまた良い!)。傑作の名に恥じない作品集です。

  • あかずの扉のメンバーの話はもちろん
    島田先生の御手洗潔まで登場してめっちゃ面白かったです。
    それに収録されてる1つ1つの話がつながってて読み応えもありました

全31件中 1 - 10件を表示

霧舎巧の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×