QED ~ventus~ 鎌倉の闇 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823846

感想・レビュー・書評

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  • 鎌倉の名所史跡ガイドみたいな内容でした。
    殺人事件に登場する社長の扱いがタタルの解説による頼朝の扱いのような…。

    鎌倉大仏の制作者も完成時期も不明とは知りませんでした。

  • QEDシリーズ第8弾。そしてVentusシリーズ第1弾でもあります。このシリーズ、どちらかというと「旅番組」的な要素が強く出されているような気がします。読み終わった後、行ってみたくなる・・・かもしれません。 
相変わらず、読むのに疲れます。

  • この作品は関しているものがあるため
    番外編扱いなんだろうな。
    なのでミステリー部分は大変ライトとなっております。

    なので通常シリーズとして読むと
    すごく満足のいかない終わり方をします。
    だけれどもその真相部分に関しては
    なんかそこはかとない恐怖を覚えましたけどね。

    頼朝に関しての部分が興味深いものがありました。
    結局のところ、彼も歴史の駒でしか
    なかったわけで…

  • 鎌倉についての蘊蓄を語りたいだけのミステリー

    殺人事件はほんのついで

  • 三代で滅亡した鎌倉幕府という面白いテーマだが、事件については印象薄い。

  • 鎌倉の名所を作者の独自の見解で解説してくれているので、真偽はともかく、そういう見方もできるのかと思いながら楽しく読んでいた。現実の事件と並行して進められていくので、それがいい切り替えになったような気がする。

  • QED-8
    鎌倉の歴史がメイン。ガイドブック的な。
    C0293

  • 2000.01.01

  • QEDシリーズ8 @鎌倉

    他のレビューを読むとどうやら、ミステリーの方はオマケらしい。
    そうなのだ、鎌倉の歴史、ウンチクが豊富でこれさえあれば鎌倉通になれそうな一冊。
    登場人物
    棚旗奈々
    棚旗沙織
    桑原崇(くわばらたかし)


    quod erat demonstrandum証明終わり

    p21
    p29
    p46
    p56
    p75
    p76
    p101
    p106

  • タタル先輩による鎌倉蘊蓄回。
    一応事件が起こるけど、あくまでそれはオマケです。
    ちょっと鎌倉に行ってみたくなった。

  • 現代の事件と関係なさそうで、あるようなところは、興味深い。

  • 鎌倉に行く前に再読。いつもながらの溢れ出る蘊蓄を消化するのが大変。消化して吸収するのが大変。
    鎌倉、屍倉、砂鉄、五竜、鎌倉党、御霊神社、護良親王…。
    まだまだ鎌倉は見所山盛りたな。

    そいて、いつもながら、事件はけっこうどうでもいい。

  • まあミステリー部分はオマケ的でしょうか。
    面白かったですが、鎌倉の人不愉快にならないかな?と
    よけいな所で心配に(苦笑)

  • 鎌倉の街と、そこに残る歴史と。
    比べて紐解けば、改めて気づかされる真実。

    そして鋳物会社の社長の謎の失踪、殺人、事故。

    鎌倉という閉ざされた街の中で、隠された歴史が一本に拠られていく。

  • 「“神”は三種類に分類される……まず第一が、大自然。次は祖霊。最後は、時の朝廷に対して戦い、恨みを呑んで亡くなっていった人々」。銭洗弁天、鶴岡八幡宮、御霊神社……鎌倉をそぞろ歩く奈々、沙織の棚旗姉妹に、桑原崇が説く「鎌倉=屍倉」の真実!源三代にまつわる謎の答えが、闇の中に白く浮かび立つ。

  • 購入予定

  • シリーズで一番シンプル。
    ミステリィの部分もワリときれいに落ちてるし。

    まだ、高田崇史を読んだ事がないという人に、
    まず一冊で薦めるとしたらこれでしょう。

    歴史ウンチク(?)部分も充実していて、銭洗い弁天の正体は、ほんとに目からうろこという感じでした。

    これもって、鎌倉を歩いてみたくなります(まあ、鎌倉は鬼門なのでちょっと、あれですがね。)

  • [ 内容 ]
    「“神”は三種類に分類される…まず第一が、大自然。次は祖霊。最後は、時の朝廷に対して戦い、恨みを呑んで亡くなっていった人々」
    銭洗弁天、鶴岡八幡宮、御霊神社…鎌倉をそぞろ歩く奈々、沙織の棚旗姉妹に、桑原崇が説く「鎌倉=屍倉」の真実!
    源三代にまつわる謎の答えが、闇の中に白く浮かび立つ。

    [ 目次 ]


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 高田崇史『QED 鎌倉の闇』

    □ 円覚寺:1282年、無学祖元によって創建。鎌倉五山第二位。小津安二郎、開高健、田中絹代等の墓がある。
    □ 鎌倉五山:1386年に足利義満によって定められた鎌倉の禅宗寺院のランキング。
    □ 東慶寺:1285年創建。縁切り寺、駆け込み寺。元々は男子禁制の尼寺。3年東慶寺に身をおけば離婚成立という勅許。
    □ 東慶寺:鎌倉尼五山第二位。小林秀雄、高見純、西田幾多郎、和辻哲郎等の墓がある。
    □ 浄智寺:1281年、北条宗政の菩提を弔うために建立。甘露の井(総門脇にある井戸)。
    □ 明月院:1160年創建。紫陽花(あじさい)寺。枯山水。鎌倉最大の「やぐら」がある。
    □ 建長寺:1253年創建。日本初の禅道場。250段の石段。烏天狗の像。
    □ 切通し:山を切り崩して造られた道。平時は物資の輸送に重宝。要塞も完備。刑場、葬送の地。
    □ 鎌倉七口:鎌倉にあった7ヶ所の切通し。極楽坂・大仏坂・化粧坂・亀ヶ谷・巨福呂坂・朝比奈・名越切通し
    □ 神:大自然、祖霊、怨霊の3種類に分けられる。
    □ 葛原岡神社:日野俊基が祀られている。神社は処刑場跡。俊基の辞世の句。
    □ 密教の基本的教義:怨敵退散、怨霊調伏。
    □ 銭洗弁財天(宇賀福神社):1185年、頼朝の夢枕に立って『この地に湧く水で神仏を供養せよ』と告げられ、創建された。
    □ 宇賀福:白蛇神。弁財天(サラスバティ)。稲荷神。
    □ 日本三大弁財天:鎌倉の江の島、安芸の厳島、近江の竹生島。
    □ 稲荷:同時に『鋳成り』、つまり製鉄業=タタラのことでもある。

  • 鎌倉行きたくなる

  • 今回タタルが証明するのは、
    頼朝を始めとする鎌倉幕府の基礎でもある初代~3代までの将軍の事実。というより、隠された事実はほとんど頼朝のなりますね。

    判官贔屓という言葉があるように、自分は義経が好きなので頼朝はあんまり好きではないんですよね~。でも、この本で知る頼朝の真実を知ると、ちょっと可哀そうな男に見えてきます

    鎌倉幕府の実権は知ってのとおり、執権という形で北条氏の物になります
    大河でも「時宗」が主人公になりましたよね。
    2代将軍・3代将軍は暗殺されたってのは有名かも知れませんね。そして頼朝は暗殺されたのでは?ってのも、歴史好きな人では知っている話ですよね。

    ここで、やはり全ての黒幕は北条氏では?ってことになるのですが
    何処から北条氏は工作していたのでしょうかね??そんな疑問にここではタタル説がズバリと書かれてますね。さぁ!歴史の真実とは?
    いつものようにタタルに教えてもらいました♪

  • 【図書館】QEDシリーズで一番薄かったので借りた。
    なぜミステリーにするんだろう??鎌倉と源氏の滅亡のウンチク本でいいのに。殺人事件は何の関係もない。
    鎌倉散策のお供にガイドブックとして使うのがよい。

  • 旅するQED(凄く読みやすい薄さでした)Ventusシリーズ!
    私の小学生時代大好きだった鎌倉時代!
    そして源頼朝!!!!(その昔どえらい分厚い源頼朝の一生の本を読んでました←しかし記憶に薄い)
    何せ自分の結構好きな時代についてだったので自然いつもより一所懸命読んでたかも。
    「屍倉」(かばねくら)で今の「鎌倉」になったとかちょっとビックリ。
    全てを鵜呑みにするわけにもいかないんですけど(多分に著者の考えが押し出されてるんで)それでも本当に勉強になった。
    本当の歴史って違うんだよね。
    教科書なんかでやるのとは全然違う。
    この時もってか毎回タタルが言ってるけど

    歴史とは勝者が造るものだ

    ってさ。
    正にその通りだと思う。
    結局今の世にいろいろと残っている書籍やいろんな物もそれを残した人に不利になるものは一切残されてないし、文献にしたって誰も自分にとって好感度を下げるような物の書き方しないでしょ?
    例えば自分が何の罪もない人間を領土侵略の為に殺したとして、わざわざ「私は何の罪もない人間に襲いかかって無残にも斬り殺した」なーんて書くかいな。
    それこそ酷い奴だって言われる。
    この時代ももちろんそれに当てはまってるわけで、源頼朝って何だか可哀想な人に思えてきましたよ。
    落馬して死んだーってのも普通にそうなんだーって思ってたけどまたこれ読んで一気に考え方も変わりました。
    それにいくら偉い人だったとしても結局形だけの偉さだったらいらないよね。
    北条もえげつねーなー。

  • 080930

  • 2004年8月9日読了

  • 【“神”は三種類に分類される……まず第一が、大自然。次は祖霊(それい)。最後は、時の朝廷に対して戦い、恨みを呑んで亡くなっていった人々。銭洗弁天、鶴岡八幡宮、御霊神社……鎌倉をそぞろ歩く奈々、沙織の棚旗姉妹に、桑原崇が説く「鎌倉=屍倉(かばねくら)」の真実!】

    鎌倉に行く!毎回思うことだけれど、今回も旅先の謎が気になった。今まで鎌倉時代については知らなかった分、もっと詳しい話が聞きたい。

  • 家にはあるんだけど(以下略)

  • わずかながらも其の地を踏んだことがある身として、気になる話でした。また鎌倉に行こう…

  • おなじみQEDシリーズです。今回の題材は鎌倉!!源頼朝と北条氏の関係などがピックアップされつつ、現実の事件とリンクしていきます。ただ、今回は事件と主人公の関係が希薄なため全体しては事件:鎌倉散策=1:2という感じで、ミステリーとしての完成度はいささか低いかなという感想です。

  • 久々にQEDシリーズ読みました!
    事件にタタルさん自身が関わっていないので、なんか薄いなという感じもしましたが、ventusはそういうものなんでしょうか?
    最後に事件とリンクした時はおぉ!ってなりました。

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著者プロフィール




「2023年 『江ノ島奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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