密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 662
レビュー : 147
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061825130

作品紹介・あらすじ

"頭狂人""044APD""aXe""ザンギャ君""伴道全教授"。奇妙なニックネームをもつ5人がインターネット上で殺人推理ゲームの出題をしあっている。密室、アリバイ崩し、ダイイングメッセージ、犯人当てなどなど。ただし、ここで語られる殺人はすべて、現実に発生していた。出題者の手で実行ずみなのである…。茫然自失のラストまでページをめくる手がとまらない、歌野本格の粋。

感想・レビュー・書評

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  • ネットで知り合った5人が余興殺人ゲームをしている。自分で企画・実行済みの殺人をミステリー謎解き問題として、残りの4人に解決させるのだ。そこにあるのは『殺したい犯人がいるから殺したのではなく、使ってみたいトリックがあるから殺してみた』
    初めから犯人=出題者であるこのゲーム。犯人当てや動機解明のまどろっこしさを排除した真の謎解きを5人は遊びとして楽しんでいる。

    という、かなりふざけた不謹慎な設定だが、そこは歌野晶午。このゲームを逆手に取った仕掛けがあり、流石。
    こういう唸る仕掛けがある本好きですね。とはいえ、途中ダレる部分や蛇足と思われるエピローグもあるので、惜しいなあとは思う。

    歌野晶午の葉桜〜のほうは映像化不可能ですが、この本は映像化にぴったりですね。やってほしいなあ。

  • ゲーム的設定は大好物だし、キャラは立ってるし、サプライズもあったし、面白かったんだけどこの微妙なもやもや感はなんだろう。アンモラルに対する気持ち悪さ? 『インシテミル』 とかは全肯定で楽しめたのに何が違うのかな。

  • かなり好きです。
    こんなに人が殺されるミステリーを読んだのは初。
    殺人を根っからのゲームとしてのみ楽しんでいる様子には
    ほんの少しだけ(本当に少しだけ)嫌悪感を抱きましたが、
    それでも面白かったです。
    頭狂人たちが捕まらなきゃいいけど…と
    心配するほどなので、
    私自身も殺人ゲームを楽しんでいたんでしょう。
    最後は立て続けに「え!」「あっ!」と
    声をあげてしまいました…恥w
    (最近そんなんばっか…)

  • 最後って続きあるのかな。

  • 初っ端からインパクト強かったな。
    おもしろい。
    早く続編読まなきゃ!っていう気持ちにさせる。

  • 出だしは面白かった。
    実際にあったら相当イヤだけれど(何せトリックを作りたい・解きたいがために実際に殺人ゲームをしてしまうお話なので)フィクションなので。
    トリックはひとつも解けなかったけれど、掴みはともかく中だるみしてしまって解く気力が湧かなかったことも確か。
    最後は必要なのかなあという感じですが、謎解きに挑戦したい方はいいかも?

  • そんなことだろうとは思った 続きも読む予定なので例の打ち切り風エンドではないことを願います

  • チャットで実際に起きた事件を推理し合う五人の仲間。
    解くべき謎は、密室やアリバイ崩しなどで、犯人をあてる必要はない。なぜなら、メンバーの出題者が実行しているのだから…。


    その殺人に動機や必要性など微塵もない。ただ推理を楽しむためだけに人を殺す。事件自体やメンバー間のやり取りなど、胸くそ悪い話ではあるが、謎解きに重点を置くエンタメとしてみればあり。
    アリバイ崩しは面倒だし、最初の予測は地方在住者にとってはさっぱりわからなかった。コロンボがキレ者そうだったので期待してたんだけど、解かれてみればトリックに凝っていると言うより執念?って感じで期待外れ。でもあれなら警察が調べたら痕跡残ってそうだけどな…。その点では一番エグイザンギャ君のがよく出来てた。まあ、素人がやるのはこんなもんってとこなんだろうか。

    以下ネタばれあります。


    主人公の出題の事件。最初から殺された人物の正体は分かった。さすがに兄弟だとは思わなかったけど。
    で、ラストはリドルストーリーか、これ苦手なんだよね。というかこのオチはいるのか?

  • とても面白かった。やっていることはサイコパスに近いけれど、それぞれの実行するトリックのレベルが高くて、解けたときの爽快感が素晴らしい。頭狂人が問題を出題したあたりから、何回驚かされたか…。終わり方はもやっとするものだったけれど、それは次回作ですっきり消化させてくれるのか、楽しみです。

  • 出だしは最高、最後は肩透かし。

    見知らぬ五人がビデオチャットで推理ゲームを楽しむ。ただし、推理の内容は実際に犯した殺人事件…

    テーマと出だしはめちゃくちゃ面白いんだが、殺人推理ゲームがダラダラ続き、ダレてしまいました。

    最後も続編に続く…的な終わり方でもう一つ。

    惜しいな〜って感じのお話でした。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。東京農工大学卒。88年『長い家の殺人』でデビュー。2003年に刊行された『葉桜の季節に君を想うということ』が「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」共に第1位、第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞。10年には『密室殺人ゲーム2.0』で史上初、2度目となる第10回本格ミステリ大賞を受賞。その他の著書に、『世界の終わり、あるいは始まり』『家守』『ずっとあなたが好きでした』等がある。

「2019年 『Dの殺人事件、まことに恐ろしきは』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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