草原の勇者 フェンネル大陸 真勇伝 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061825727

作品紹介・あらすじ

国王の悪政が人を石に変える呪いを呼び、民衆が死の恐怖にあえぐ国リムナンテス。旅の途中の少女フェンと、テオ、サチは誘拐されるが如く強制的に傭兵として雇われ、混乱した国を正す革命の戦いに身を置くが、その敵は思いも寄らぬ者たちであった!祖国を追われた元王女フェンの新たな物語。「フェンネル大陸真勇伝」開幕。

感想・レビュー・書評

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  • ワクワクするような冒険ばかりで面白いです!主人公3人組のデコボコさ加減も楽しい。

  • フェンネル大陸シリーズ、「真勇伝」の一冊目。
    全ての国の出来事が繋がる「偽王伝」は長編、国毎に違う出来事が起こる「真勇伝」は中編のように感じた。
    根元は変わらないので厳密には違うんですけれども。

    「真勇伝」になって一番気になっているのが、謎多き青年・サチのこと。
    今作ではちらっと旅の目的が出てきたので正体が明かされる日も近そうです。

  • 国王の悪政が人を石に変える呪いを呼び、民衆が死の恐怖にあえぐ国リムナンテス。旅の途中の少女フェンとテオ、サチは誘拐されるが如く強制的に傭兵として雇われ革命に参加するものの、その敵は思いもよらぬ者たちであった。

  • フェンネル大陸新章突入の第一巻。読み切り。


    フェンの世界を知る今回の旅の舞台は、国王の悪政により民を石に変えてしまうという恐ろしい呪いがかかっているリムナンテス。

    英雄を語るサチが印象的。そしてようやく彼の旅の理由が明らかとなってつづきが楽しみ。

    最終章の、世界から忘れられても生きているという流れに心をつかまれた。こういうの好きだ。

    そして読み進めるうちに鍵穴にぴったりの鍵が見つかる感じがたまんない。

    ただ今回出てきたアスターやガーランドの活躍はもうみれないのかな?だとしたらちょっとさみしい。

  • 新章突入。相も変わらず旅先で国を揺るがすような事件に巻き込まれるフェン。ただし今回はフェンの立ち位置がいつものように圧政に苦しむ側にないことがポイントで、サチの味方でいたい自分と己が正しいと思う道との間で葛藤します。第二部の副題は「真勇伝」ですが偽王もある意味真の英雄みたなものだったし、その本当の意味が明かされるのはまだ少し先になりそうです。

  • フエンネル大陸真勇伝の始まり。
    フエン達の旅は続く。頑張れよ。でもちょっと物足りなかった。

  • 新シリーズスタート!
    今回は新たな国、リムナンテスが舞台。
    またフェンが厄介事に首を突っ込んじゃいます(笑)
    そしてラストにはサチの旅の目的が明らかに・・・
    次巻が楽しみです!

    偽王の時も思ったけど、今まで沢山のキャラが出てきてるためもう誰が誰だかわからなくなってきた(-_-;)
    今作で再会したカムリってどこで出会ったっけ?って感じでした。
    やっぱり最初から読み直すしかないか・・・

  • 革命によって王が決まるリムナンテスでは、現王の所為で民が戦の女神によって呪いをかけられたという噂がまことしやかに囁かれていた。民を救うために立ち上がったのは、予言されていた勇者。そして起きた革命の裏には、ある策略が隠されていた…。

    真勇伝の幕開けです。

  • 結局、雪の本が切っ掛けとなって、真勇伝シリーズを再読することに。

    それにしても案外忘れてるものだなぁ。
    おぼろげに筋は覚えているのだけれど、登場人物の特徴とかさっぱりでした。かんぱい。

  • 新シリーズ開幕!フェンたちの新たなる旅路

    読了日:2008.03.29
    分 類:長編
    ページ:266P
    価 格:880円
    発行日:2008年1月発行
    出版社:講談社ノベルス
    評 定:★★+


    ●作品データ●
    ----------------------------
    主人公 : フェンベルク
    語り口 : 3人称
    ジャンル : ファンタジー
    対 象 : ヤングアダルト向け
    雰囲気 : 王道ファンタジー
    結 末 : まあハッピーエンド
    イラスト : ミギー
    ブックデザイン : 熊谷 博人・釜津 典之
    カバーデザイン : 斉藤 昭 (Veia)
    地図製作 : 白髭 徹
    ---------------------------

    ---【100字紹介】--------------------
    国王の悪政が人を石に変える呪いを呼び、
    民衆が死の恐怖にあえぐ国リムナンテス。
    傭兵として強制的に巻き込まれたフェン・テオ・サチだが、
    その敵は思わぬ者たちで…。
    国を追われた元王女フェンの新たな物語第1弾。
    ---------------------------------------

    フェンネル大陸シリーズ、偽王伝が全7作で終わり、新たなるシリーズとして「真勇伝」として帰ってきました!偽王の次は真勇かー。一体、どんな勇者が登場するのか?

    …と思ったら、またも「?」と。いや、もしかしたらあれですか?、でももしかして違いますか?みたいな。偽王伝のときも、偽王が出てくるまで何作もかかりましたからねえ。今回も、もしかしたら最後の最後で登場…だったりして?


    新シリーズは、フェン・テオ・サチが港町にいるところから。これから船旅、というときに、強制的にリムナンテスの内乱に巻き込まれていきます。まあ、フェンの場合は、勝手に飛び込んでますが。仕方ないなあ、少年誌的キャラは(笑)。

    リムナンテスは革命の国。革命が合法化されているというみょーな国です。そして今、この国は荒れに荒れている…。そんな国に飛び込んで、フェンたちは怒涛のような事態に巻き込まれていきます。

    今回は1冊でリムナンテスの1件は終わりました。凄い、まさかあのペースで終わるとは思わなかったですよ。ちょっと都合よすぎじゃないか!?という気も、しなくもなかったですけれど、まとめちゃいましたね。意外性も随所に出しながら。(意外性を狙っている風なのが、ちょっと気にはなりましたけれども。)

    そしてラストにあの人の目的が明らかに…。きっとこの目的が、シリーズを引っ張っていくに違いない、と思いつつ、次回作を待ちましょう。


    ---------------------------------
    文章・描写 :★★
    展開・結末 :★★+
    キャラクタ :★★★
    独 自 性 :★★★
    読 後 感 :★★★
    ---------------------------------


    菜の花の一押しキャラ…菜の花の一押しキャラ…サチ

    「貴方を許します」(ベリス)

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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