レクイエム 私立探偵・桐山真紀子 (講談社ノベルス)

  • 講談社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826885

感想・レビュー・書評

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  • そかそか。読み終わってみれば納得。(アタリマエ)

  • 26名もの命をうばった「幼稚園バス爆破事件」
    逮捕された被告人が、裁判で突然犯行を否認した。
    依頼を受け、真相をさぐるべく調べ始めた女探偵・桐山真紀子。

    真の犯人はいるのか?
    10年前の小学生いじめ殺人事件との関連は??

    元刑事とはいえ、今は探偵なのに
    刑事やら弁護士がぺらぺらしゃべりすぎでは?(笑)
    いろいろと突っ込みどころ満載なれど
    読みやすいのはいいかも。

  • 「ルームシェア」を読んでいたのですが、
    この作品はその同じ作家と言う事を意識して選んだ訳ではないんです。
    図書館で手に取って裏表紙の筋書きを読んで面白そうだったので。
    読み始めて「ルームシェア」の作家さん達だと知りました。
    「ルームシェア」では、女性探偵として動き始めていたのが、
    この作品は、まだ探偵ではありません。
    この事件解決がきっかけで探偵として独り立ちしたのかな?

    話しは、2つの事件の話として進んでいくのですが、
    それの繋がりから事件解決の糸口が見つかります。
    地道な調べで少しずつ真実に向かって行く。
    女性が活躍するお話は好きです。
    もっとシリーズがあればいいのに。

  • 2010.5.15

  • バス爆破事件と、都市伝説に絡む殺人。いったいどうつながるのかと思いきや……そう来るかっ! 大トリックなどがあるわけでなく、そこそこストレートなのだけれど。これはなかなか発想できないかも。
    動機がなあ……あまりにあまりというしか。本人にとっては正当な動機なのでしょうねおそらく。それにしても、やりきれません。

  • 26名もの命を奪った「幼稚園バス爆破事件」の犯人が逮捕されたが、裁判で急に犯行を否認しだしたので、私立探偵・桐山真紀子が真相究明にあたる。時を同じくして少女の霊が現れ、、、てな感じのお話。

    登場人物のキャラクターやシナリオも相まって、火サスのようなノリだった。
    3分の2くらいまでずっと地道な聞き取り調査でした。情景描写や心理描写等(純文学?)そういうのが好きな人には良いのかもしれないけど、自分にとっては話が一向に進展せず退屈だった。「涙流れるままに」は好きなんだけどなぁ~。多分好みの問題だと思う。

    バス爆破による幼稚園児の死と、子供のイジメという結構ムカムカする内容なだけに、それを払拭するくらいのオチを期待してたんだけど、淡々と完結しちゃうし、少女の霊はあくまでオマケといった感じだったし。
    本当に二階堂さんは絡んでいたのだろうか。。。

  • 2009/11/14読了

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著者プロフィール

1959年7月19日、東京都生まれ。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。1990年に第一回鮎川哲也賞で「吸血の家」が佳作入選。92年に書下ろし長編『地獄の奇術師』を講談社より上梓し、作家デビューを果たす。江戸川乱歩やJ・D・カー、横溝正史の作品を現代に再現したような作風は推理界の注目を大いに集め、全四部作の大長編『人狼城の恐怖』(1996〜99年。講談社ノベルス)では「1999年版本格ミステリ・ベスト10」第一位を獲得。アンソロジー編纂や新進作家の育成にも力を注ぎ、2000年代は合作ミステリの企画も多数行った。SFの分野にも精通し、『宇宙捜査艦《ギガンテス》』(2002年。徳間デュアル文庫)や『アイアン・レディ』(2015年。原書房)などの著書がある。近年は手塚治虫研究者として傑作選編纂や評伝「僕らが愛した手塚治虫」シリーズの刊行に力を入れている。

「2022年 『【完全版】悪霊の館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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