QED 伊勢の曙光 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 93
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061828063

作品紹介・あらすじ

秘宝の鮠真珠『海の雫』を携えて三重県から上京していた神職が、不審な墜落死を遂げた。桑原崇は親友・小松崎良平から事件解決への協力を頼まれ、棚旗奈々とともに伊勢へと向かう。二人が伊勢神宮の真実に迫る一方で、東京では新たな被害者が。さらには崇と奈々までもが命の危険に晒されてしまう!事件の背後に拡がる歴史の闇は、日本史上最大の神秘を解き明かす鍵となるのか。

感想・レビュー・書評

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  • 伊勢の神社の秘宝が引き起こした殺人事件と伊勢神宮の謎を解く内容でしたが主人公たちの命に危険が迫るなかなか厳しい展開でした。
    が…荒れる海で奈々たちを先に行かせるためにタタルが言った言葉の意味が理解できなかったことと最後の告白であろう言葉が書かれていないことが話の筋よりも気になってしまいました。

    あとがきでは最終巻となっていますが現在は続きが出ているようなので読もうと思います。

  • QEDシリーズ最終巻。今回は伊勢神宮と天照大神の謎に迫る。
    伊勢神宮の基礎知識として、内宮より外宮を先に参拝する、天皇が明治時代まで公式参拝しなかった、鳥居に注連縄がない、狛犬や賽銭箱、神社正面の鈴もない、など事柄すら知らなかったので、それらの解釈が語られてもちょっとインパクトが薄かった。伊勢神宮に行ったうえで古事記と日本書紀の内容をだいたい把握していれば、もっと面白く読めたと思う。
    しかしこのシリーズを読んできたことで、少し歴史の面白さがわかった気がするので、しばらくしたらまた最初から読み返してみたい。

  •  長々と続いたQEDシリーズともこれでお別れ。シリーズ当初から振り返ると、随分たくさんの歴史にまつわる謎が解き明かされてきたものだ(あくまで一つの解釈としてだが)いずれにしても、生半可な知識だけではなく、作者の情熱がこれだけの長いシリーズを支えたのだろう。
     いつかまた解かれていない謎がタタルの講釈によって明かされる日が来ること願いつつ、奈々と二人、お幸せに。

  • シリーズ完結編。

    このシリーズは読みやすくてすごく好きだったな~。
    著者の「そうきたか!」な独自の解釈も私はわりとわくわくしながら読めてたし、二人の恋模様も毎回楽しみでした。
    れっきとファンといえるレベルですね。

    同じ著者の「カンナ」シリーズよりは「QED」派な私としては少し(かなり)寂しいですが・・・

    スピンオフとか期待してしまいますね。

  • あー終わっちゃったぁ。。
    大好きなこのシリーズもこれで完結、なので★5つ!

    相変わらず、歴史についての考察は魅力的なのに、事件については全然面白くならないのが素晴らしい。初期はこうじゃなかった気がw
    もちろん伊勢の話も興味深く読むことができたんだが、それよりも明治神宮についての話が一番衝撃が大きかった。無意識のうちに、「新しい寺社」はそういうことから除外して考えていたことに気付く。

    語れることならもっともっとたくさんある。ほんと、長年楽しませていただきありがとうございました。全巻揃えよっかなぁ。。
    あ、QEDパーフェクトガイドブックはぜ・ひ・と・も!!出版してください。ここで言うもんじゃないけど。

  • 最終巻だったんですね。。。知りませんでした。
    今回の伊勢も、天照大神のこととか良く分かって面白かったのに、終わってしまって残念です。
    でもハッピーエンドで良かったです。

    これからはカンナシリーズに期待です。
    伊勢神宮、行きたいなー。

  •  あぁ、読み終えてしまった。満足しました。今までの復習も含めて、フルコース料理を味わいつくした感じですが、最終巻と言われると、別腹ちゃんとあけてあるから提供して、と言いたくなります。
     これまでの登場人物、生き生きと生きてます。
     多様なカクテルを教えてもらいましたが、いったいどんな漢方薬を服めばあんなに強靭な肝臓と頭脳が得られるんですか?
     星5つのシリーズ、いつもいつも新作を心待ちにしていた気分も終わってしまったんですね。まあ、登場人物の人間関係にも一段落ついたので、その後の皆さんの生活ぶりをニコニコしながら思う今です。
     それにしても、誰よりも先生、あなたが素敵すぎる一作でしたね。

  • シリーズ最終巻の割に、謎は残すんですね。

    内容も相変わらず、読むのに体力がいる。
    ぼかしたとはいえ、とりあえず主人公の関係に区切りが付いたのはなにより。

  • 最終巻にふさわしい圧倒的ボリュームでした。
    まさに怒涛の展開と
    明らかに話の通じない連中が相手なので
    本当に読んでいてハラハラさせられっぱなしでしたね。

    ある種の神社には意味ありげな文字が
    含まれていることにも驚きました。
    これ、初めて知って目鱗でしたね。
    あと神々に関しても。

    なお、これで終わりじゃないぞ(笑)
    今年もまだこのシリーズ出てるからな!!

  • シリーズ始まって以来の命の危険を感じる修羅場があったんじゃ?
    それきっかけのプロポーズ?なんてね
    五十嵐先生に会ったのも後押ししてるかもね

  • シリーズ大団円。思ったより話は進みませんが、それもまたよし。熊野古道、出雲大社ときて、最後は伊勢神宮。天照大神の謎に踏み込む。旅に出たくなるシリーズです

  • 面白かった。伊勢にそんな謎があったとは...いつもいつも高田さんの解釈には驚かされる。
    タタルは、最後ナナになんと言ったのだろうか...

  • シリーズ最終巻。作者はきっと、「歴史の謎」を語らせたいがために崇くんと一般人代表の奈々ちゃんというキャラを作ったのではないのかな。なので、2人のコイバナ(笑)など入れるつもりがなかったのではないかなあと。けれど、予想外(?)にキャラ読みする読者が多くて、「二人はどうなるの?」と言われてしまったがために、こういう完結にしたんじゃないかと。妹の沙織と小松崎の話など、ホントに付け足しただけって感じでしたし。個人的に沙織の性格は大嫌いだったので、全く出てこなかったこの本は、それだけでOKでした。伊勢の謎、ひいては神々の謎については、思うところもありますが、まずは大団円。

  • 伊勢神宮に秘められた驚愕の真実!
    シリーズ累計130万部突破!!
    歴史ミステリーの金字塔 堂々完結!!

    秘宝の鮑真珠『海の雫』を携えて三重県から上京していた神職が、不審な墜落死を遂げた。桑原崇は親友・小松崎良平から事件解決への協力を頼まれ、棚旗奈々とともに伊勢へと向かう。二人が伊勢神宮の真実に迫る一方で、東京では新たな被害者が。さらには崇と奈々までもが命の危険に晒されてしまう! 事件の背後に拡がる歴史の闇は、日本史上最大の神秘を解き明かす鍵となるのか!?

  • 秘宝の鮠真珠『海の雫』を携えて三重県から上京していた神職が、不審な墜落死を遂げた。桑原崇は親友・小松崎良平から事件解決への協力を頼まれ、棚旗奈々とともに伊勢へと向かう。二人が伊勢神宮の真実に迫る一方で、東京では新たな被害者が。さらには崇と奈々までもが命の危険に晒されてしまう!事件の背後に拡がる歴史の闇は、日本史上最大の神秘を解き明かす鍵となるのか。

  • また、改めて語ろう、と言ったセリフがあるのに、シリーズが終わった?
    でも、満足感がある終わり方でした。

  • 面白かった。シリーズ完結編なのが惜しい。もっと読み続けたい。

  • 初めてQEDを読んでみました。
    歴史の謎に挑むという、壮大さと神秘さに圧倒されました。

    これから、このシリーズを読み進めて行こうと思います。

  • 散々歴史以外には全く冷めたタタルくんがまさかの危機に瀕したら一瞬肉食系に。そして最後の何です可愛い二人。もう祟りやら血生臭い事件が最後忘れちゃうほどです。お幸せに奈々さん!

  • もう一度、シリーズを読み直したくなった。

  • QED完結編。
    今回は一応完結編ということあってうやむや部分がずいぶん少なく、スッキリまとまってたと思う。
    ワンセンテンスで大きな謎を綺麗に解決した論理展開は圧巻。
    高田崇史的な教育をばっちり受けてしまったわたしにはどこもかしこも怨霊が祀ってあるようにしか思えないわ!

    でも、崇達の関係性については明確に回答出ず(笑)出雲大遷宮には繋がらないよね。小松崎。はてさてふむー。
    ちょこちょこ飛ばしてるし、毒草師も読んでないしな。そこらも読まなきゃなー。

  • この本深すぎる…よっちんの知識、特に日本神話に造詣がないと理解出来ない…じっくりと腰を据えてノートとりながら読み直そう…この週末にでも

  • 皇祖神・天照大神と伊勢神宮にまつわる幾多の謎に迫る。虚空の神・天照大神の誕生の経緯とは。古代伊勢志摩の太陽神・猿田彦と饒速日の残照とは。そして明治天皇にも隠された秘密が?
    きっと神社巡りが刺激的になる、QEDシリーズここに堂々の完結。

  • QEDシリーズの最終巻。13年かあ…完結して何より。タタルと奈々も(ちょっと唐突だけど)ハッピーエンドでよかった!
    何が正しいかはわからないけど、歴史の見方は一方向だけでないというのは、このシリーズで思ったような。また読み返したいなあ。

  • 急展開で、どうしてそうなった。

  • ついに完結。生きるか死ぬかの瀬戸際でようやくかましたのがあれとは…タタルさんってば…!

  • 終わってしまった…。相変わらずミステリー部分は雑だけど、このシリーズで日本の神話や伝説に興味を持った。さみしいなー。

  • 伊勢神宮の謎
    1.内宮より後に建てられた、外宮を先に参拝するのか。
    2.祭祀が内宮より外宮がなぜ優先れるのか。
    3.神殿の千木が、男千木なのになぜ女神の豊受大神がまつられているのか。
    4.五十鈴川を渡って下るりゆうとは。
    5.外宮・内宮共に参道が九十度曲がっているのは怨霊と関係あるのか。
    6.天皇は、なぜ明治時代まで、公式参拝しなかったのか。
    7.鳥居に注連縄がない理由とは。
    8.狛犬がない理由とは。
    9.賽銭箱がない理由とは。
    10.神殿正面に鈴がない理由とは。
    11.アマテラス・トヨウケは、何者か。

  • QEDシリーズ堂々の完結。毎回のように圧倒される、事件の鍵を握る情報曼荼羅。伊勢神宮、天照大神とは何ぞや。

  • QEDシリーズ17作目、最終巻。

    とうとう最終巻になってしまった。最後のテーマは伊勢神宮。天照大神、豊受大神が祀られている伊勢神宮だが、本当に祭神は彼女たちなのか。多くの謎が秘められた伊勢神宮の地を訪れ、タタルと奈々たちはその謎の答えを導き出す。
    最終巻だけにこれまで出てきたキャラが勢揃い。それだけでも楽しい。薀蓄の方は相変わらず理解半ばで途中読み進んでしまうこともあったけれど、やっぱり楽しかった。もっとタタルの薀蓄、読みたかったな。これで終わってしまうかと思うと寂しい。
    タタ奈々の恋模様もこれで成就したと思っていいのかな。彼ららしい終わり方で良かった。あとがき読んだ後に、目次の暗号に気付き、キュンとなりました。

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著者プロフィール




「2023年 『江ノ島奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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