名被害者・一条(仮名)の事件簿 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 169
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061828193

作品紹介・あらすじ

どうして私、殺されるの!? この世に「名探偵」がいるなら「名被害者」もいる!! 
究極の犯人ホイホイ、名被害者は今日も殺されかけている!

名探偵の陰に、名被害者あり。名探偵が頻繁に事件に出くわすように、この世にはムダに殺人者と遭遇して殺されそうになる「名被害者」と呼ばれる存在がいる。だが、名被害者的性質が世に知られることは少ない。なぜなら彼らはその体質故にすぐ殺される宿命だから! SFの名手が描く驚天動地のミステリアス・コメディ!

感想・レビュー・書評

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  • 名探偵ならぬ名被害者が主人公のパロディミステリ。
    面白い着眼点だし、いろいろ小ネタもあって読みやすいんだけど、
    途中からおかしな方向に行ってしまった感じ。

  • 終盤の展開にちょっと焦ったけどいいと思う。

  • どれもこれも、事件が中途半端といいましょうか
    被害者だから当然、な部分で終了しています。
    連続短編集5話。

    一番気になっていたのは3話目の冷蔵庫の話ですが
    最後の5話目でやっぱり…と確信できましいた。
    読むには別段、という感じがしますが
    事件が起こっても解決されるわけではなく
    日常でだらっと終了、という状態。
    被害者ですから…。

    なので、面白いかと言われると、いいえ、と答えられます。
    読めますか、と聞かれたら、はい、と答えますが。
    読み終わっても、だからどうした、という感じです。

  • 理系もしくはSF系の作家がミステリーに挑戦するというのは結構、最近、はやっているが、その場合、理系のトリックを利用したり、所謂、ミステリーのお作法や方法論から態と外れた作品を上梓し、それが評判となることが多いが、本作は、そういうお作法からも更に外れて、被害者という観点から描いた、全くミステリーから外れた作品となっている。着想は実にユニークで話としては面白い作品となっている。中身はオタクじみたストーリーと、多分に分かりにくいオタク向きのこネタのオンパレード。かつオタクが喜びそうな主人公で、まあツボをついた作品なのだろうが、正直、分からないない人には分からないだろう。まあ、正直、ついていけない部分も多く、特に最後の結びで付けたであろう書き下ろし編に至っては、更に枠を大きく超えた範疇までぶっ飛んでしまっているので、いくらなんでもやり過ぎ感が強い。

  • 名被害者体質の一条(仮名)があの手この手で自分を殺そうとする犯人たちを一刀両断。わざわざ付き合ってあげた挙句、計画の不備を指摘しまくって撃退するというぶっ飛んだコメディです。無駄すぎる超展開! 無駄すぎる伏線の数々! 無駄すぎる某トリック! 小説を読んでここまで笑ったのは久しぶりでした。いやぁ、楽しかった。大満足。いわゆる狭義のミステリの範疇ではありませんが、ミステリ好きな人にこそ読んでほしい。実写版『ネギま!』とか懐かしすぎる。

  • ミステリっぽく書かれた短編連作だが、最後の最後にSFだったというどんでん返しがあった。
    オタクに詳しい作者だから、わかる人にはわかる火浦功のようなくすぐりが所々にちりばめられている(ミステリのネタも含まれる)
    全体としては、まあまあ。ミステリと思って読むと、だまされるw

  • なんでもなかった。

  • 下ネタが多すぎて…。あと盛り上がりも何も無いので読んでいて徒労感を感じました。

  • ユーモアミステリ?なのかな??ちょ~ライト。
    可もなく不可もなくといった感じ。本やら映画やらアニメやら色んなネタが出てくるけど半分もわからんかった。

  • 悪かった所を上げるなら、まず、一条さん以外の名前が覚えにくい(特に第4話)。アニメに詳しくないと分からない部分が多い。第5話要らなくね?ていうか、普通の女子高生ここまで、エロい単語知らないのでは?(どんだけ、エロい小説読んでるんだよ)っと悪い所を上げたらきりがないのですが、笑える部分も多くて良かったところも多少はあったと思う。でも、兎に角、酷い。

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著者プロフィール

元神戸大学教授

「2023年 『民事訴訟法〔第4版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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