- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061828315
感想・レビュー・書評
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子供が題材のこの手のネタはあまり好みではないのだが、まあ引き込まれてしまった。ありがちなプロットに感じたものの、ページをめくらせる展開はさすが。
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デビュー作から「賛否両論」「物議を醸す」と毎度言われ続けている著者、今回ほどその言葉が当てはまる作品はないんじゃないか。『翼ある闇』、『夏と冬の奏鳴曲』を凌ぐ曲者。
途中反発を覚え、最後まで拭いきれずにいた違和感がスルリと繋がっていったのには、流石の一言だった。
文体など確かに無理がある箇所は数え切れないのだけれども、麻耶ワールドは間違いなく炸裂。
ラストの解釈は様々ありそう。ひとまずもう一度物語全体を疑ってみようかと思った。 -
真相のわからなさ、小学生とは思えないような大人っぽさ等違和感はあったが、普通に読みやすく楽しめた。
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トラウマ作品という帯に激しく納得。
達観してる面白そうな神様設定の少年が出てるーなんて、軽い気持ちで読むもんじゃありませんね。
推理せずに推理小説を読む私でもやっぱこの人犯人だったかなんて思った安易な脳みそに乾杯!ノータリンでした。完敗。
ただ児童小説だというのには恐怖。さらっと短時間で勢いを落とすことなく読めますが、これは子どもが読んだらトラウマどころの騒ぎじゃないですよ、本当に。
神様と少年のゲームだけじゃなく、神様を信じるかどうかの麻耶雄嵩先生との神様ゲームでもあることに感嘆。さすがです。 -
後味の悪さが話題の本ということで読みはじめましたが、
本当に後味が悪くて驚きました。
そして、最後のどんでん返し。
ミステリーというより、ホラーでした。
「トイレにおける神様と小学生の交流の物語」
とこの作品を説明した作者の悪意が素晴らしいです。 -
問題作、トラウマ必至と言われていたためか、何故か衝動買いしてました。麻耶さんの読みやすい文体でさくさく読んでたのですが、きっと最後は驚かれるかと…。私はもう一度読もうと思います。麻耶さんのどんでん返し感は癖になりますね。
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やっぱり少年向け文学のラストはブラックでなくちゃ!
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悔しい、途中でオチに気付いちゃった。気付かなければもっと面白かったのに・・・。って前言摘果。俺が気づいたのは所詮主人公止まりだ。面白いわ、これ・・・
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オチやトリックの意外性もあって、意外に面白かった。しかし元がミステリーランドだから児童向けだったんだろうけど、それにしてはオチがダークすぎる気がする。いいのかなぁ…でもそこが面白かったんだけど。