戦艦大和の建造 (講談社文庫 お 51-1)

著者 : 御田重宝

• 講談社 (1987年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[wingbeatcomさんの感想 · 2013年11月29日]

「戦艦大和の最期」と言った本は幾つかあり，TVなんかでも取り上げられますが，目的の善悪はともかく，巨大なもののはじまりはどうだったのか，設計工学を学ぶものとして昔の技術に興味があます．あれだけ大きなものを作るための巨大な原図場，流体力学を研究した結果のバルバス・バウ（球形艦首），初の一斉射でも鋲ひとつ飛ばなかったエピソード．当時のハイテクの結実であることが分かります．その一方で，バルバス・バウの成形には屈強な工員が大きな槌で打つことで行ったと言った当時ならではの努力も．

[二次元研究所さんの感想 · 2010年12月21日]

4061840592 　260p　2005・7・15　17刷

[nakaizawaさんの感想 · 2010年3月13日]

2008.09.25読了

（「BOOK」データベースより）amazon
戦艦大和の建造は、その基本計画から完成まで実に7年に歳月がかかっている。その間働いた延べ人員は、15000人以上。「大和」はまさに、当時の最先端技術を駆使して取り組んだ一大プロジェクトであった。今日にも生きる多くの技術を生み、未曽有の巨艦をつくりあげた勇気ある男たちの夢と挑戦の記録。