水に描かれた館 (講談社文庫 さ 24-5)

著者 : 佐々木丸美

• 講談社 (1988年9月1日発売)

作品紹介・あらすじ

三人のいとこたちの連続殺人の謎を秘めた北の断崖の館は、朝から春の嵐に翻弄されていた。その日、財産目録作成のため四人の鑑定家が派遣されてくるはずだった。だが、現われたのは五人。"招かれざる客"は誰か?その目的は?やがて鳴り響く大時計の三点鐘とともに忍び寄る凶々しい殺意の影。人間心理の神秘を描くサイコ・ミステリー長編。

感想・レビュー・書評

[かりんさんの感想 · 2018年7月16日]

一時期、佐々木さんが描く、甘美で怪しい世界が好きでした。はまる人ははまります。

[PN まる美さんの感想 · 2012年9月17日]

本来なら１９７８年版の表紙を載せたいです。
デビュー同時、評論家から叩かれていた辛かったようで
とても忍びないです。
あとがきの作者の想い切ないです。

追記　楽天KOBOの
水に描かれた館　
佐々木丸美コレクション17　[電子書籍版]

最近知りました（2020.5）
当時のままの　あとがきが読めます。
作者の信念と孤高さに
今更ながら　胸が痛みます。

[qoosqueさんの感想 · 2009年4月6日]

30p。カバーに傷、破れあり

[ぺんぺんさんの感想 · 2005年10月11日]

館シリーズ２作目
前作は、いとこの中で起こる事件、この作品は財産目録作成のために派遣されてきた鑑定家５人を含む事件。
人間の心理の不思議さ、奥深さが描かれている。超心理学をベースにしてある。

[ajisai-colorさんの感想 · 2005年8月30日]

「館シリーズ」の第二作。本格ミステリィの路線からはずれながら佐々木丸美の世界が描かれています。