- Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061849792
感想・レビュー・書評
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やられた!とうなった思い出の一冊。
新本格ファンになりました。
映像化は出来なそうだ、と真剣に考えてました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
綾辻氏のデビュー作...らしい(^ ^;
よくぞこんな凝ったトリックを考えたな、
という「アイディア一発勝負」的な印象。
文章は、読みやすいけど「若い」感じ。
設定にも若干無理があったり、
というのは「今時のミステリ」なら
無理からぬことか。
本当に「DNA鑑定」と「携帯電話」
のある時代というのは、
ミステリが成立しにくいですなぁ...(^ ^;
でも、二つの事件が並行して謎解きされ、
つながっていると思われた二つが
実はまったく別の動機で起きている、
ということが解明されて行くくだりは、
ぐいぐいと読み進めて行かれる感じ。
最後、ちょっと「謎解き部分」が
長過ぎるような気はしないでもないが、
これだけ凝ったトリックなら仕方ないか。
全体的には、楽しく読めました(^ ^ -
今となっては古典的な雰囲気もする新本格の代表。
読者には分からない系の叙述トリックではあるが十分犯人当てのヒントはちりばめられている。
どう考えてもこの館の構造が怪しいと思いきや、その使い方もさらっとさりげないものだったのが感心した。テンポが非常に良い反面、登場人物のキャラが立ってくる前に次々と殺人が行われていってしまうのが少し残念だ。その分、トリックは際立ってくるのだが。 -
館シリーズ1作目でありデビュー作。
エラリイやアガサなどのニックネームで呼ばれる登場人物がとてもユニーク。
文句なしに面白い。
離れ小島で連続殺人事件が起こるが、最後まで犯人がわからず、やられた!って感じ。 -
おもしろかった。
ドラマ化の宣伝を見て、そういえば持ってたなと、積読の山を無視して、本棚の奥から引っ張り出して読む。
こうなると、館シリーズを全て読みたくなるけれど、積読の山を差し置いてまではなかなか。いつになることやら。でもいつかは。 -
衝撃の一行という謳い文句がありますが、人によってそこまでな可能性も。期待値を上げすぎないことをお勧め。単純に楽しめる作品ではありました。
ただ作中で出てくる、数ヶ月前の事件においてなぜ左手を切ったのかという疑問は解かれないままでモヤモヤも。そこに事態は事実としてあっただけで、そこはあくまで伏線という考え方もできます。 -
想定してた結末に似ていたけれどもそれでも一文でゾッとした。
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おほえー
これが本格ミステリの始まりなのかと思うと感慨深い。いやはや読んでみるとなぜ気づかなかったと思うことばかりで綾辻作品の技巧を感じる。しかし、ミステリ読まないからこれが普通なのかもしれないですけど、人、死にますねー。「Anotherだったら死んでた」ってワードがありますが、いつか「綾辻作品だったら死んでた」ってワードができそう。 -
10数年ぶりに再読。
トリックや犯人は覚えてたけど、見事に騙されますよね…至高の逸品 -
びっくり
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いつ振りかの再読。
すっかり忘れていて楽しめてしまった。記憶力よ…。 -
推理小説ブームの火付け役にもなったとされる作品で著者のデビュー作。その後続く「館シリーズ」の第一作目。
日本版「そして誰もいなくなった」といった風情が感じられる設定(部隊が孤島で音信不通、順番に殺される、それを暗示するものがある等々)。トリックもさることながら十角館という奇妙な館という設定自体が楽しめる作品。読み進めていくにつれて、この奇妙な館自体が大きな意味を持っていることが分かるような流れになっている。刑事もののミステリーなどとは違い、設定自体が非現実的であるがゆえに楽しめる。トリックミステリーの王道と呼んでもいいかもしれない。 -
古典ミステリー好きにはオススメ
2019年の今読むと、少し古臭いかなぁと感じてしまう -
あれ?読んだことあった?と思いながらもどんな結末だったか忘れていて、気になって気になって一気に読んだ。
綾辻さんの本は読むたびに気になる登場人物の行動や言動が変わる。違った視点で読めるのが面白い。 -
なにげなく手に取った実は初めての綾辻さんの作品。