とり散らかしておりますが (講談社文庫 あ 23-6)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 152
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061856356

作品紹介・あらすじ

猫とぬいぐるみ、どっちをとるか。こう聞かれたら、私、どうすればいいんだろうか。おっと、これは高校生の頃からSF作家として活躍してきた新井素子の楽しい日常備忘録です。子供の頃からやたら好きだった本のこと、小説家を夢みてきたこと、結婚したことナド。素子さんちを訪ねたような軽快エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • なかなか面白い。
    SF作家の方のエッセイでした。
    天然な方なのか?20年以上住んでる土地の地理が未だにわからず迷子になる。

    とか、通っている大学を二ヶ月休んだら道がわからなくなる。

    など。それはそれは仰天の実話です。

    ドイツ語を勉強したらしいのですが、必死に訳したドイツ語というのが、

    彼らが、彼の為にドアを開けた時、くさったレモンの匂いがむっとおしよせてきた。向かい合った大きな木の葉は動かず、ニワトリたちのは眠っていた。壁と木のあいだから見える平原は輝き、小さな貨物列車がオランダの方へ走って行った。と。

    一体なんのことだったのか本人もわからないようでした。

    ドイツ語がとてつもなく難しいのかなんなのか。

    面白いです。この作家さん。

  • 古書購入(210)

     エッセイ。備忘録。順不同。
     猫のこと、ヌイグルミのこと、方向音痴のこと、結婚した時のこと・・・。
     などなどが、書かれている。
     無夜は、この人の旦那のこと好きです。
     だって、変だから。
     台所に出没する蟻の大群を殺していて、妻(作者)が「こいつら学習能力ないのか」と、ぼやくと「皆殺しにしているから、学習する機会がないのでは?」という。
     そしてこの、夫婦は、二・三匹残して惨殺して、蟻に言い聞かせる。もうくんな。
     でも、当然、蟻は来ます(笑)
     なんか好きだな。妙にほのぼのしてます。

  • 新井素子さんのエッセイです。

    面白いエッセイが沢山入っています。

  • 新井素子さんの日常を描いたエッセイ.軽やかにくすっと笑みがこぼれる一冊.

  • (1994/04)

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著者プロフィール

1977年「わたしの中の・・・・・・」が奇想天外新人賞佳作に入賞し、デビュー。以後『いつか猫になる日まで』『結婚物語』『ひとめあなたに・・・』『おしまいの日』などを発表。1999年に発表した『チグリスとユーフラテス』が第20回日本SF大賞を受賞。

「2022年 『絶対猫から動かない 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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