合言葉はフリンドル! (世界の子どもライブラリー)

  • 講談社
4.27
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本棚登録 : 58
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061947498

作品紹介・あらすじ

ぼくの完ぺきな授業妨害作戦も、グレンジャー先生には通じない。だけど、おもしろいことを考えたよ。新聞やテレビのニュースにもなってアメリカじゅうが、大さわぎ-。いつもとんでもないことをしでかすニックときびしい国語の先生との"ことばの戦争"。この勝負、最後に勝つのは、どっち?小学上級から。

感想・レビュー・書評

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  • 「ぼくの完ぺきな授業妨害作戦も、グレンジャー先生には通じない。だけど、おもしろいことを考えたよ。新聞やテレビのニュースにもなってアメリカじゅうが、大さわぎ-。いつもとんでもないことをしでかすニックときびしい国語の先生との"ことばの戦争"。この勝負、最後に勝つのは、どっち?小学上級から。」

  • ペンが出てくるお話だと知って読んだ。

    五年生のニックはユニークな少年で、おもしろいことを考えては実行している。
    国語を担当しているグレンジャー先生はベテラン教師で、辞書を敬愛している。
    ある日、ニックはペンのことを「フリンドル」と呼び始め、みんなもその呼び方が気に入って……。

    最後には感動して泣いていました。
    途中までは、子どもの悪ノリだなぁと思って苦い気持ちもあったけれど、グレンジャー先生は、やっぱり先生でした。
    金もうけを考える大人や、報道関係の大人など、ときどき出てくる外野も、うまく混ぜ込まれている。
    ニックみたいな思考力と実行力はなかなか得られないので、わくわくして読めます。
    私は大人なので、大人の登場人物のことを考えたり、気落ちしてしまったニックが心配になりましたが、やっぱり楽しめました。
    言葉の誕生と定着、表現・言論・報道の自由、いろいろなことを、物語を通して感じることができます。
    20年前の本なので、イラストは懐かしい感じですが、内容は古くないです。
    思わず「frindle」を調べてしまいました。

  • 子どもの10年後に思いを馳せることができる教師。子ども、教師、それぞれの視点で読める名作。

  • いいねぇ、この先生。
    大人読みだからいいと感じるのか?
    『ウエズリーの国』が浮かんだ。

  • 本好きの彼が辞書嫌いとは…。と思ったけど、どうやらそうでもないみたいですね。
    使ったことがなかった、習慣がなかった、それだけのことなのでしょう。
    彼には、きちんと内容を読むとか、ただ辞書を引くだけではなく、さらにわからないことを調べるとか、深く考えるとか、そんな能力は備わっている。

    決まりきったことが、決まりきったように書いてある、辞書というもの。
    固定概念の塊のような存在に、面白さを求める彼が出会った時、それを壊して見たくなったということなのかもしれません。

  • 読書会の指定図書。きっと子どもはこの話をワクワクと読む。教師のぼくはグレンジャー先生のさきを見通す眼力に憧れる。言葉に対する深い理解と教育の結論は10年20年の後に顕れるのだということ

  • もう大好きっ!
    主人公と友達になりたい。
    こんな学校楽しいだろうなー。

  • 日経で見て。
    先生はこうであって欲しいなぁ。

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著者プロフィール

1949年、アメリカ生まれ。小学校教師を経て、絵本・児童文学作家として活躍。児童文学デビュー作『合言葉はフリンドル!』は、全米で600万部以上、受賞多数。世界12か国以上で翻訳される。他に『こちら「ランドリー新聞」編集部』『はるかなるアフガニスタン』『ぼくたち負け組クラブ』(以上、講談社)など。

「2020年 『フレンドシップ ウォー こわれたボタンと友情のゆくえ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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