- Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061957084
作品紹介・あらすじ
ちょっと、おねがいできますか?
「つるばら理容店」にやってくる、ふしぎなお客さんたちの物語。
髪にふれると、その人の心までもがわかります。胸をあたたかくする、ふしぎなファンタジー。
もうすぐ60歳になる山野このはさんは、つるばら村で、小さな理容店をひらいています。花が大好きなこのはさんのお店のまえには、いつも季節の花がたくさん咲いています。今日も「つるばら理容店」に、ふしぎなお客さんがやってきました。
心をふわりとかるくさせる、7編のやさしいファンタジー。
ああ、このしなやかさ。庭の草や花にふれたときみたいだわ。こんな髪の毛って、はじめて。もしかして、このふしぎな髪の毛が、夢をひきよせたのじゃないかしら。――<本文より>
感想・レビュー・書評
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ほわんとあったかくなるシリーズ動物たちが本当に自然に登場してくるところが好き。モグラさんの風力発電。かわいい〜。やまんばだって、一見頑固ばあちゃんなくせに、かわいらしくって!
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縁が人や動物をつなぎ、世界が広がっていく様子は楽しかったです。
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つるばら村のシリーズを続けて読んでいる。
今回は理容師のこのはさん(もうすぐ60才)。
旦那さんにはずいぶん前に先立たれたけれど、未だに結婚指輪を大切にしているところも、たった一人で商売しながら暮らしているのも素敵。
そんな女性がファンタジックな森のお客さまと物語を作っているのが何より良かった。 -
理容師のこのはさんが主人公だけど、つるばら村のいろんな住人が登場するのが嬉しい。
心優しいこのはさん。風車の話が特に好き。
福を運ぶネズミさんとのやりとりも大好き。
もっと、ずっと読んでいきたいシリーズ。 -
子供の頃は床屋さんで髪をおかっぱにしていた。
そのお店には黒い革張りの椅子があってそれが素敵だったのと驚くほど大きな金魚がいた。
懐かしい。
まだあるかしら。
本とは関係ないけれど、楽しい昔を思い出した。 -
(シリーズ・6)
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つるばら村シリーズの中でも
ストーリーが濃くて、特にお気に入りです。