近江山河抄 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

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  • 講談社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061962644

感想・レビュー・書評

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  • 近江の風土について書かれた本。
    近江の歴史の深さを再認識。
    行ったことのあるとこも行ったことのないとこも、また訪れてその雰囲気を直に味わいたい。

    また地名のもつ、意味合いに日本語の美しさを感じた。
    本文中に旧の町名を見るたびに、今の味気ない行政区分に寂しさを覚える。
    どうにかならんもんかね。

  • 滋賀の良さが分かる作品。
    といっても、作者がこの作品を記した時代から随分変わってしまい、当時の面影もほとんどないような気がするのは非常に残念です。

    エッセイなので、作者の思いが強いですが、読んでいて嫌な感じを受けないのはさすがです。

  • 初めて白洲正子さんの本を読みました。時代を感じさせない文章だと感じました。

    近江の自分の辿った道を 文学的・歴史的な背景を織り交ぜながらの文章は、内容も深く面白かったです。
    他の本も読んでみようと思います。

著者プロフィール

1910(明治43)年、東京生れ。実家は薩摩出身の樺山伯爵家。学習院女子部初等科卒業後、渡米。ハートリッジ・スクールを卒業して帰国。翌1929年、白洲次郎と結婚。1964年『能面』で、1972年『かくれ里』で、読売文学賞を受賞。他に『お能の見方』『明恵上人』『近江山河抄』『十一面観音巡礼』『西行』『いまなぜ青山二郎なのか』『白洲正子自伝』など多数の著作がある。

「2018年 『たしなみについて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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