あの夏に (講談社X文庫 90-22 ティーンズハート)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 74
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061994010

感想・レビュー・書評

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  • 戦争中の男の子と…っつーのが、家にある花井愛子のにくりそつだけど、まぁ、かな?イラストもかいてて、すごーい。

    2001.7.8

  • エリカちゃん、折原さんのヒロインの中では好きなほう。

  •  こんなに腹が立った本は今までにありません。
     読んだのは私が中学生の時ですが、中学生の目から見ても間違いだらけが目について目について……。
     まず、作中では現代の「8月6日の平和祈念公園」で式典が行われていない……!!
     こんなバカなことはないと怒りがこみ上げます。作者は原爆の話を書く上で、平和祈念式典を1度も見たことがないという取材力で書いたのです。それまでの人生で8月6日のニュースを1度も見たことがなく、8時15分の黙祷もしたことがないのでしょう。
     次に男主人公が原爆投下時に相生橋にいて、1週間も生き残るとのことですが、有り得ません。相生橋は原爆投下の衝撃と灼熱で、その1瞬にたわんで反り返っています。その橋の上にいた人間が生き残れるとは思いません。
     (私事ですが、私の祖母の末の弟は原爆投下時相生橋付近に居た、と最後の目撃証言で言われていますが、いまだ遺体も見つかっていません。投下直後に祖父が広島入りして数日間義弟を探しましたが、上の目撃証言以外に手がかりすら見つけられませんでした。)
     男主人公が話す広島弁も、広島風ですらないし、いったいどこの方言風なのやら、あきれるばかりです。
     図書館の本でしたので出来ませんでしたが、読んだ直後に破り捨てたくなった本はこの本が最初で最後です。
     いまだにこの本を置き続けている隣町の図書館も、ちょっと神経わかりません。まあ私も苦情を言ったりはしていませんが……。

  • 映画で原爆投下のシーンを撮影していた気の強い主演のアイドル女優エリカがいきなり、投下1ヶ月前の広島にタイムスリップしてしまい、(実は生意気な相手役俳優のおじいさん)アキトくんと出会って恋をして、なんとか人々を逃がそうと奮闘したり、戦時下の暮らしを実感し、成長する話。

    随分昔に読んだけど、相生橋とか落下傘兵の殺害とか隣組や、お姉さんの相手は軍医だったなとか結構記憶にある。

  • 【あらすじ】
    暮林エリカ、16歳。職業・アイドル。終戦50周年記念の映画、『HIROSHIMA・1945』に初主演することになったあたしは、なんと撮映中にタイムスリップ。昭和20年7月の広島で、ひとりの男の子と出会ったの。広島に原爆が落ちるまで、あと1か月。どうしたら、もとの時代に戻れるの。だけどあたし、いつのまにか…50年まえの日本で、“彼”を愛してしまったんだ。

  • あまりに遠い昔に読んだ作品だから内容をよく覚えていない。
    この際読み直す?でも持ってない気がしないでもない…。

  • 戦後50周年の記念の年に製作された映画の撮影で…

  • 終戦50周年記念映画に出演することになったちょっとわがままな主人公。
    しかし、撮影中に終戦間際の広島へタイムスリップしてしまった。
    そこで、彼女は忘れられない体験をすることになる。

    戦争の中で、必死に生きようとする人たち、戦争によって失われた命。
    何気ない日常がとても大切なものだと気づかせてくれる作品。

  • 昔、大好きでした、折原さん☆
    実は今も何冊か家に残っています。
    コレは原爆50周年の年に出された本なんですが、凄く印象に残ってます。

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著者プロフィール

1985年に少女マンガ家として、87年に小説家としてデビュー。91年刊行の小説『時の輝き』が110万部のベストセラーとなる。講談社ホワイトハートの人気シリーズ『アナトゥール星伝』や同コミック版(ポプラ社)、KCデザートコミックス『天使のいる場所~Dr.ぴよこの研修ノート』『永遠の鼓動』、小説『制服のころ、君に恋した。』『天国の郵便ポスト』『幸福のパズル』(以上、講談社)『乙女の花束』『乙女の初恋』(ポプラ社)といったマンガ、小説の他、エッセイ、絵本、詩集、料理本、CDなどで幅広く活躍。2017年に小説家デビュー30周年を迎えた。


「2023年 『きみと100年分の恋をしよう きみがいるから』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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