- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062053808
作品紹介・あらすじ
ガソリンスタンドで働きながらロックバンドで歌をうたう、いとこの真ちゃん。そんなハデな真ちゃんに、まゆをひそめる人もいるけれど…。小さいころから大すきだった真ちゃんの家族が、ばらばらになってしまうかもしれないと知った、さゆきは…。第31回講談社児童文学新人賞。
感想・レビュー・書評
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すらっと読め終えることが出来ます、ほんわかした物語です。森さんが20歳の時に書かれた作品とのことですが、彼らのその後の物語も読んでみようと思います!
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水色の色合いがとてもきれいな表紙、
音符やト音記号、ヘ音記号の仮装をしているかのような
1章から8章までのかわいらしい数字など
物語にぴったりの装丁が、
はじめて本を出した時の森絵都さんの喜びを感じさせて素敵。
なんと、森さんが20歳の頃の作品とのことですが、
思春期特有の揺れ動く少女の心をみずみずしく描く筆致には
既に現在の「森絵都の世界」に通ずるものがあって、驚かされます。
いとこの真ちゃん一家を「第二のわが家」と呼んでこよなく愛し、
高校に行かずに髪を金色に染め、ロックバンドで歌う真ちゃんを
周りの見る目が変わっても、変わらず慕い続けるさゆき。
今の幸せを抱きしめることに精一杯で
「風みたいに、空みたいに、月みたいに、
変わらずにいてくれるものが好き」だったさゆきが
第二のわが家、真ちゃんの両親の離婚や
都会に出て歌を歌い続けるという真ちゃんの旅立ちを受け入れて
自分のリズムを大切にすることを忘れなければ
変わっていくこともこわくない、と言い切るまでになる、
その成長ぶりに心洗われます。
続編『ゴールド・フィッシュ』では、約1年後のさゆきに出会えるそうなので
どんな成長を見せてくれるのか、楽しみです♪ -
近くの図書館で借りられる森絵都さんの作品はコレで全部です。どっかでDIVEを借りたい。
この前に宇宙のみなしご、と言う作品を読んだので舞台設定が似ていて少し被るなあ…と思いつつ読みました。
正直ちょっと自分には合わなかったです。子供の頃からずっと大多数の方に属していたタイプの主人公なんだなあ…と思います。少数派ではない。
続編は…自分はいいかな、うん。 -
周りのことが気になって
自分がメチャクチャになりそうなとき、
心の中でリズムをとるんだ。
まわりの音なんて関係ない
自分だけのリズムを -
風みたいに、空みたいに、月みたいに、変わらずにいてくれるものが好きなのに。どうして「ずっとこのまま」でいられないのでしょう?
誰もが一度は思ったことがあるであろう繊細なキモチにきゅっとなります。
装丁・画 / 杉山 佳奈代 -
森絵都のデビュー作。幼なじみの3人の中学生の淡くて苦いものがたり。ドロドロじゃない、三角関係。
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これは微妙すぎて、どこが面白いんだかわからなかった。
先日読んだ中学生男子向けと思われる「都会のトム&ソーヤ」は十分面白かった。かつて男子中学生だったか、女子中学生だったかの違いなんだろうか。ということは、「都会の・・・」を女が読んでもつまらないのかな。なんかいまいち納得いかない。 -
中学か高校の頃に読了。
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「なにをするのにも一番大切なのはリズムなんだ」 大好きな人からもらった言葉を胸に、たくさんの未来を見つけにいこう♪
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