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- Amazon.co.jp ・本 (564ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062056977
感想・レビュー・書評
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「ぼく」大高進之介の状況は、ここ数日で激変していた。父が亡くなり、母は保険金をだまし取られ、九州の田舎の家も立ち退かねばならない。ぼくは仕事をやめて田舎に帰ることにし、恋人とその事で大喧嘩。そしてサルを拾って、そのジョウジーと名づけたボルネオオマキザルにすっかり魅せられてしまっていた。
この賢いサルをめぐってぼくの田舎で起こる事件、この夏それにすっかり付き合う羽目になったのだ。
・・・うーん、「ぼく」の淡々と浮世離れした様子が、村上龍の小説みたい。
面白くないって訳じゃないけど、あまり「ここが素晴らしい」って強く言えることもない。そういうつかみ所のなさがヒマな時間に心地よく、つるっと最後まで読んでしまった感じ。
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