浪花少年探偵団 2

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 140
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062065788

感想・レビュー・書評

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  • なるほどぉ。これで完結なのね。キャラクター設定もいいし、事件の重さとかを感じずに謎だけを楽しめるような軽さのものって読者には好まれると思うけど、しのぶセンセの教え子がいつまでも小学生中学生じゃあ違和感もでるしねえ。
    もともとが、単発のつもりで書いたものが、好評で、アンコールに応じないわけにはいかなくなって、生まれたあと1冊ってとこかな。東野さんがあとがきをちゃんとつけて、このシリーズはもうおわりです、最大の理由は「作者自身がこの世界に留まっていられなくなったから」だ、と。きっぱり読者に未練を断ってるとこがまた潔くていい読後感になりました。本間と新藤なら新藤を選んでほしかったから、そうなりそうな私の希望もちょっと有望なかんじなんで猶更。しのぶセンセみたいなハッキリした性格のひと大好きだからなあ。友達になれそうだなぁ。なんかいつかまた、作者がふっと、この世界のことを思い出して、新藤としのぶが夫婦になってて、そのこどもが事件に巻き込まれて。。みたいな世界を紡ぐ気になってくれたらうれしいなって期待をこめて。
    2冊で完結する浪花少年探偵団、本が苦手なひとにも、オススメのシリーズです!

  • しのぶセンセは勉強中/しのぶセンセは暴走族/しのぶセンセの上京/しのぶセンセは入院中/しのぶセンセの引っ越し/しのぶセンセの復活

    ドラマで見たのとは順番とか違っていました。
    両方がわりと気に入っています。

  • しのぶセンセシリーズがこれで終わりかぁ.....

    このシリーズ、今のトコ東野作品のシリーズで一番好きだったのに。これだけテンポ良く、ぷっと吹き出しちゃうような文章を書けるのに、どうして他のシリーズでこの才能を出さないんだろう?

    トリックのどんでん返しを繰り返し、重々しく情に厚く書いていれば立派な作家と評価され、しのぶセンセシリーズの軽さは作家としての評価を落とすと思っているのでは...と、疑ってしまう。

    重々しく重厚な作品の作家よりも、ぷっと吹き出してしまう作品を書く作家の方が希で価値高いと思うのに。残念。

  • イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/5881981.html)
    (収録作品)しのぶセンセは暴走族/しのぶセンセの上京/しのぶセンセの復活/しのぶセンセは勉強中/しのぶセンセの引っ越し/しのぶセンセは入院中
    「しのぶセンセにサヨナラ」に改題

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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