- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062084642
作品紹介・あらすじ
インターネットがわれわれに与える社会的、歴史的影響とは何か。地球上で刻一刻拡大を続けるその姿に立花隆が迫る。
感想・レビュー・書評
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"インターネット黎明期、1996年ごろから活用している著者立花隆さんのインターネットを俯瞰的に紹介した本。今読み返してみても立花さんが興味を持つ分野がおもしろい。
好奇心旺盛で、いろんな世界にのめりこめるインターネットで広がる知への可能性が語られる。
巻末にインタビューが掲載されている。孫正義さん、田坂広志さん、ビル・ゲイツさんたちとの対談は今読んでみても興味深い。" -
○橋龍が長続きする大きな要因
自民党の派閥の力の変化;三塚派のていたらくはなにか?
「政党助成金」による執行部の力の強化。
小選挙区制による議員の力の低下。
「官僚による官僚のための政治」
○酒鬼薔薇事件についての衝撃は、大きなものをもっている。
日本の歴史にとっても重要な事件となるだろう。
宮崎勤事件より、その性質は、意味が深い。
ターゲットにしたもの、弱いもの
その殺し方と扱い。
そして、マスコミへの挑戦。「透明な存在」
まったく普通な少年であること。
「この事件の恐ろしさは、わからないことだ。」
フォーカス編集長の言。
今の時代の少年たちの壊れ方は、いかなるものであろうか。
バタフライナイフで、人を殺すことに、違和感を感じないと言う。
子どもたちの変質は、大きな「力」となっている。
突き詰めていっても、何が問題なのかわからないことに、
子を持つ父親としての不思議さが、横たわっている。
父親という、無力の存在が、大きな問題である。
実に多彩な出来事、そして、
その中に「潜む問題」に関して徹底的に
追及していく姿勢は、学ぶべきものがある。
○立花隆中心的テーマ
日本の政治の在り方;「田中金権政治」
脳についての研究;「サル学」
「複雑系」
「人工生命」 -
出版社/著者からの内容紹介
立花隆流インターネットの使い方を一挙公開。97年からホームページを使い情報の発信もはじめた著者の活動記録、さらには専門家たちとの対談を通してインターネットの今と将来の姿が明らかになる。 インターネットがわれわれに与える社会的、歴史的影響とは何か。地球上で刻一刻拡大を続けるその姿に立花隆が迫る。
内容(「BOOK」データベースより)
インターネットがわれわれに与える社会的、歴史的影響とは何か。地球上で刻一刻拡大を続けるその姿に立花隆が迫る。
目次
1 語る―インターネットはグローバル・ブレイン(「インターネットはもう終わり」か?
『インターネットはからっぽの洞窟』か
考えるための材料はいくらでも収集可能 ほか)
2 探る―インターネットはどこでもドア(関連情報が充実している巨大ニュース・リンク
仮想ミュージアムで世界中の絵画を鑑賞する
最新の映画情報をキャッチし、懐かしの名優に出会う ほか)
3 話す―インターネットは社会をどのように変えるのか(日本を変える大衆参加型メディア―対談・吉村伸
二十一世紀型ライフスタイルをつくる原動力―対談・吉田望
新聞が変わる。メディア再編の時代―対談・堀鉄蔵 ほか)
4 問う―コンピュータの未来 対談(ビル・ゲイツ)