熾天使の夏 (MephistoClub)

著者 : 笠井潔

• 講談社 (1997年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[マタンさんの感想 · 2012年3月29日]

難解な作品。
と言うか｢すべては夢だったのか｣という
感じのする作品です。
テロリズムが混じる作品ですし…

しかし周りの人物はどこまでも強烈。
特に憑二なんかは何度打たれようが
へこたれそうもない感じでしたしね。

ギャンブルの描写といい、
そこで出会った女とのつかの間の
蜜時といい…
本当に溶けてしまいそうな作品。

その先が逆に気になるのではありますが…

[「書肆玉一」さんの感想 · 2009年5月23日]

001.初、並、カバスレ、ヤケ、帯付、書庫。

著者プロフィール

作家・評論家。1948年東京生まれ。
79年『バイバイ、エンジェル』でデビュー。98年編著『本格ミステリの現在』で第51回日本推理作家協会賞評論その他の部門を受賞。2003年『オイディプス症候群』と『探偵小説論序論』で第3回本格ミステリ大賞小説部門と評論・研究部門を受賞。主な著作に『哲学者の密室』『例外社会』『例外状態の道化師ジョーカー』他多数。

「2024年 『自伝的革命論』 で使われていた紹介文から引用しています。」