ベトナム凛と: 大石芳野写真集

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 12
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062103954

作品紹介・あらすじ

「戦争と人間」を見つめ続けるフォト・ジャーナリスト渾身のライフワーク。

感想・レビュー・書評

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  • すごい本。過去を知っているからこそ、撮れる写真だと思った。

  • 比較的すぐに呼んでしまった。このような立派な大きくてちゃんとした写真集はひさしぶりだ。大石さんの写真集は何だかんだ言って初めてだ。石川さんんのようにこの写真集は銃弾の飛び交う戦場や死体を写したものではないが自然や文化や質素なベトナムの長い年月を通した暮らしを通して、さりげない写真を撮っている。祈り、私ならこう撮るのにと思ったのもあるし…いや、鮮やかな写真というよりも歴史を感じさせるところ、冷静な目で急がずに時代や人間というものを見守っているところに女性らしさを感じさせるし、人間の暮らしや家族や愛情というものに目をむけているところが私と共通のものを感じた。自然な写真、素直な写真がとてもよい。旅をしている感覚にもなった。

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著者プロフィール

●大石芳野(おおいし・よしの) 東京都出身。写真家。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、ドキュメンタリー写真に携わり今日に至る。戦争や内乱、急速な社会の変容によって傷つけられ苦悩しながらも逞しく生きる人びとの姿をカメラとペンで追っている。2001年土門拳賞(『ベトナム 凜と』)、2007年エイボン女性大賞、同年紫綬褒章ほか。

「2015年 『戦争は終っても終わらない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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