十二歳

著者 :
  • 講談社
3.38
  • (5)
  • (19)
  • (21)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 140
感想 : 26
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062112246

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 六年生くらいだと、いろいろあるんだよね。成長するために必要かも、、、

  • まあこれまで読んできた児童文学の王道を行く感じ。小学生はなかなかはまるのではないでしょうか。

  • 2014年7月25日

    装画・装丁/木内達朗(東京目印)

  • ブランチで椰月さんが取り上げられてたので、初めて読んでみた。
    たんたんと読み終わった感じ。
    人間離れはよく分からなかったけど、さえの気持ちは何となく理解できるのかなぁー。分かるような分からないような。
    もう何冊かこの人の本を読んでみようと思う!

  • 十二歳のさえのポートボール大会のシーンから始まる。

    このポートボールの響きだけで、自分の小学校6年生の記憶がよみがえる。
    今もポートボールってやるのかな~私たちの少し後の世代は、ミニバスケになってしまったような記憶があるのだけれど~

    さえは小田原あたりの小学生。
    亡くなったおじいちゃんとの思い出、ポートボールの名コンビのみどりちゃん、でも学校のチームに所属することになり、微妙に変わっていく二人の関係。
    ちょっとした違和感から、さえはポートボールチームをさぼる。
    身体の成長と、気持ちの成長がマッチしない気持ちの悪さ。
    頭痛。
    そして感じる自分が自分でないような感覚、人間離れ。

    ここからの数年間の時間は本当に辛い、その幕明け。
    これを越えないと人として一人前になれないのだろうか。
    その後の人生を生き抜くために試されているのだろうか。
    誰しも同じように、気持ちの悪い感覚のままでいるのだろうか。

    あの頃、毎日鼻血がとまらなくて、死んじゃうんじゃないかと思っていたなぁ。死ななかったし、自然に鼻血もでなくなったけど~

  • 派手さはないものの、どこかひかれるような。
    さりげなく自分が十二歳だったころを思い起こさせてくれる。

  • 04.05.25

著者プロフィール

1970年神奈川県生まれ。2002年、第42回講談社児童文学新人賞を受賞した『十二歳』でデビュー。07年『しずかな日々』で第45回野間児童文芸賞、08年第23回坪田譲治文学賞、17年『明日の食卓』で第3回神奈川県本大賞、20年『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』で第69回小学館児童出版文化賞を受賞。『明日の食卓』は21年映画化。その他の著書に『消えてなくなっても』『純喫茶パオーン』『ぼくたちの答え』『さしすせその女たち』などがある。

「2021年 『つながりの蔵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

椰月美智子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×