核・細菌・毒物戦争: 大量破壊兵器の恐怖

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062113144

作品紹介・あらすじ

イラクの大量破壊兵器、旧ソ連諸国での核物質盗難、行方不明になったスーツケース核爆弾、イラン、北朝鮮、中国、リビア、テロリストのサリン、VXガス、マスタードガス、ボツリヌス菌、炭疽菌、ペスト菌、エボラウイルス-大量破壊兵器の恐怖を論じる。

感想・レビュー・書評

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  • テロの目的は、ひとつまたは複数の対象を脅迫したり、それに対して影響力を与えることにある。核・生物・化学兵器は、本来的に人を威嚇し、不気味な存在であるために理想的な武器と言える。それを使用した結果もたらされる人命の損失は、確実には予測できない。ただ予測できるのは、心理的な被害発生範囲は、死傷者が実際に発生する被害区域をうわなるだろう、ということだ。きわめて狭く限定した状況のもとでは、一部の道徳論は無実の市民を意図的に殺すことを認めるかもしれない。しかし、核・生物・化学兵器を異常な恐怖をあおる存在にしている特殊な要因がある以上、そのような道徳論自体が特殊である。この種の兵器が使われるとしたら、ほとんどの場合、テロリストは何人の犠牲者が発生するか事前に予測がつかないだろう。また、生存者の健康や環境に長期間残る影響についても、知りえないだろう。

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