編集者T君の謎: 将棋業界のゆかいな人びと

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 39
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062117005

感想・レビュー・書評

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  • 『聖の青春』で有名な大崎善生によるプロ棋士を綴った一冊。

    元将棋世界編集長で、棋士との至近距離にいるだけあって、面白かった。

  • 「聖の青春」を書かれた大崎善生さんのエッセイ「編集者T君の謎 将棋業界のゆかいな人びと」です。2003年1月発行で少し古いですが、とても楽しく読みました(^-^) 「升田なくて なにが日本の将棋かな」と書かれた湯のみを愛用してた升田幸三さん。投了の美学では、終盤相手のミスで勝利したときの谷川浩司の第一声「すみません、詰んでいなかったですね」
    「申し訳ない。勘違いで勝ってしまっていいのだろうか」と。囲碁で勝負が終わりダメを詰めてた時、「終わりと言ってない」と言って石を取った王立誠、これにはびっくりでした。

  • 「聖の青春」「将棋の子」からの流れで。

    羽生さんが、英語でマニアによって自費出版されたたった1500冊の本に興味をもって、著者に連絡をよこした行ではたまげた。ほんとうに将棋を想い、好きな天才だと思う。


    高橋和さんが多く出てくるなと思ったら、
    後のお嫁さんなのだった。

    ありゃー

  • 将棋に少しでも興味があれば
    面白いです

    4.1点

  • 将棋誌の編集長を務めた大崎さんが、愛情たっぷりに将棋界・棋士の魅力を面白おかしく紹介しているコラム集。将棋に興味のない人が楽しめるかは分かりませんが、将棋好きとしてはとても楽しめました。

  • 将棋という全く知らないジャンルを初めて見るには面白かった。
    作者の、酔っぱらいのおやじの自慢話のような語り口は好きじゃないけど。

    将棋関係者が、「名人を小学生の頃から知っている」とか「あの名人とは仲がいい」とか、かなりの部分がそれから始まるのは途中で飽きる。もう少し違う語り口は出来なかったものかと。

  • 元『週刊 将棋世界』編集長の著者が語る、将棋界にまつわる人やもののエッセイ集。
    軽い語り口でぽんぽん読めてしまう。どっひゃ~な話やアハハな話から、ちょっとジンとくる話まで色々収録。将棋の世界はこんなにも面白い。
    そして棋士はヘンな人ばっか。
    将棋界に関わる人たちに対する、著者の暖かな視線が非情に好印象。

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著者プロフィール

1957年、札幌市生まれ。大学卒業後、日本将棋連盟に入り、「将棋世界」編集長などを務める。2000年、『聖の青春』で新潮学芸賞、翌年、『将棋の子』で講談社ノンフィクション賞を受賞。さらには、初めての小説作品となる『パイロットフィッシュ』で吉川英治文学新人賞を受賞。

「2019年 『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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