煙波

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 9
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062119078

作品紹介・あらすじ

検梅反対、一銭積立、組合結成、新見番設立…欧州大戦から大正期、活気あふれる小樽芸者の心意気。

感想・レビュー・書評

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  • なんとなく時代物が読みたくて、また、蜂谷さんの書く粋でいなせな心意気ってカンジが懐かしく名前を見つけた途端に、え〜と、まだ読んでないのはどれだっけ?思いながら手に取った。

    ご自身が小樽出身でいらっしゃるので今回も(以前読んだのも小樽が舞台だったよ〜な)
    大正時代の小樽芸妓のお話。
    五郎駒ちゃん、損な性格だねぇ。
    それにしても男性って、そんなに女を抱きたいものなのかねぇ・・・
    五郎駒の旦那、副嶋はオットセイの局部の肉を強壮剤代わりに食し、悦びを得ようとする。
    う〜ん

    本当はこんな話じゃなくて、五郎駒の意地っ張りで、でもふ〜様に恋する心やら、組合を作ったり新たな見番を作ったりと息をつかせぬ展開が一気にその本の世界に惹きこんでしまうといういい作品なのよ。

    でも、それにしてもオットセイの局部の肉かぁ・・・

  • 装丁:丸尾靖子 装画:山下健一郎

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著者プロフィール

1961年小樽市生まれ。北海道を拠点に執筆活動を行なう。
2008年『てけれっつのぱ』(柏艪舎刊)が劇団文化座により舞台化され、同舞台は2008年文化庁芸術祭大賞受賞。
主な著書に『落ちてぞ滾つ』、『いとど遙けし』、『雁にあらねど』(各 柏艪舎)、『雪えくぼ』、『舞灯籠』(各 新潮社)、『夢の浮橋』(文藝春秋)、『蛍火』(講談社)などがある。

「2018年 『曙に咲く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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