猫にかまけて

著者 :
  • 講談社
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感想 : 194
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062126748

感想・レビュー・書評

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  • 作者独自のテンポと文章を楽しみつつ、
    デレデレ、ヘラヘラと読んでいたはずが、気がつけば号泣。

  • 僕は猫を飼っていないけど猫と暮らすってこういう事なのかなって
    すごく良く分かった。公園の猫を誰かもらって欲しいと思って写真を
    撮るんだけど、どんなに仲良くなっても一緒に生活してみないと猫の
    性格だって分からないもの。家の事情で飼えないのは寂しいけど、
    これからも猫の写真をたくさん撮ってこの本を読んで公園猫を応援
    しようと思った次第です。犬派と猫派の比較とかもう笑いっぱなしの
    エッセー。面白すぎです。

    と、ここまでの感想を読み始めに書きました。で、ネタバレのレビューを
    見てしまって読むのを止めようかと思ったのですが読んでしまいました。
    やっぱり切なかったです。僕は公園の猫を撮影に行って猫の役に
    立ちたいと思っているけど生き物の生死はつまされます。この本を
    読んで公園で捨て猫を見たら手を差し出す人が増えればなあと思い
    亡くなった猫の冥福を祈ります。

  • ヘッケに泣くんだわこれ

  • 猫についてのエッセイ

  • 私の家にも猫が三匹いて、その縁で猫の本を読んでみようと言う気になった。基本的にエッセーは苦手だったのですが、町田さんの文章は癖があるがそれがかえってエッセーには向いている文章なのかなと思った。

    ヘッケに泣いた。

    私は無宗教ですが、こんなとき慰めでも生まれ変わってほしいと心から思う。必死に生きようとする小さなヘッケと町田さんの姿は心打たれる。

  • ココアちゃんが、前に飼ってたサスケちゃんにそっくり。泣ける。そして笑える本。

  • 泣ける。
    かなり号泣。
    休みの前日がおすすめ!

  • 猫好きなら読んでおきたい一冊!

    猫と暮らした事がある人なら、こんなことあるある!の連続の本だと思います。町田さんの独特の語り口調(変人っぷり)と相まって、すごく楽しめるエッセイでした。

    ちなみにこれ、電車の中で読んだりするのはあまりおすすめできませんね。爆笑注意とかそういう意味で。

  • くっすん大黒はすごく面白く、数冊読んだ町田康。シュールな世界についていけずすっかり遠ざかっていた。このエッセイはすごく面白い。要するに自分の飼っている猫話なのだが、想像するような甘ったるい話でなく町田ワールドなのだ。独特のリズムを持った町田節は残しつつ、著者の人間らしさや猫への愛情がにじみ出て新鮮だった。感情に溺れすぎないユニークな語り口だからこそ、猫への愛情や、喪失の悲しみがこころにしみた。猫好きでない私も猫と暮らしたくなる。

  • ヘッケちゃんに号泣しました

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著者プロフィール

町田 康(まちだ・こう)
一九六二年大阪府生まれ。作家。九六年、初小説「くっすん大黒」でドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞。二〇〇〇年「きれぎれ」で芥川賞、〇五年『告白』で谷崎潤一郎賞など受賞多数。

「2022年 『男の愛 たびだちの詩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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