傷口にはウォッカ

著者 : 大道珠貴

• 講談社 (2005年1月28日発売)

作品紹介・あらすじ

こころの傷口にウオッカを吹きかけ、痛みをたしかめながら生きていく。永遠子、40歳の恋愛遍歴。

感想・レビュー・書評

[tuki1304さんの感想 · 2015年2月7日]

(2015/2/10読了)
2004年の話。その頃は、私も主人公と同じ40歳。
足掛けで職場の花となり、結婚退職、主婦からのおばさんという女の人生は、私の年代で最後なんだろうな。主人公は、その後の女のさきがけのよう。思ったら通りに生きて、それも生きられる財があるから幸せなんだけど。
口に出せば、きっと主人公のような生き方になるんじゃないかと共感する事も多い。
昨年、若くして他界したいとこのお姉さんを思い出した。

(内容)
こころの傷口にウオッカを吹きかけ、痛みをたしかめながら生きていく。永遠子、４０歳の恋愛遍歴。

[ぴょんさんの感想 · 2014年8月4日]

変わり者でもいいやん。
なんとかなるもんや〜。

[kyawatamaさんの感想 · 2012年5月20日]

いいね

こんな40になりたい

[96flapさんの感想 · 2011年10月16日]

非常にユニークだと思います
少々理解しずらい箇所もありましたが

お酒といい病気といい
なんだか永遠子のような人生を歩んでいる気がして
怖くなりました(笑)

[市川 文緒さんの感想 · 2011年8月27日]

ホテルニューハンプシャーのようですな。いろいろと。弟も妹も父母もなまえがない。妹たちなんか、妹１と妹２って。かわいそうに。

家族の中でなまえがあるのは、弟の子どもの旭くんだけだ。旭くんのおとうとは「下の子」でしかない。

万葉さんの娘にははじめからなまえがある。花緒ちゃん。ちょこっとしかでてこないが、存在感がある。

このごろの本は一冊が短いから、2時間もあれば読み終わってしまうね。さて、返しにいくか。

[yumiさんの感想 · 2010年10月18日]

ちょっと（かなり？）変わった主人公。
こんな小説もたまには読みたい。ありきたりじゃないのが良い。
インパクトあるタイトルです。

[hirarimaruさんの感想 · 2010年9月26日]

ツラツラ読めるというか、なんというか・・・。
身近に、主人公みたいな人はいない。
読むにつれ、思考回路が理解できるようになってきたけど、
共感は・・・できないな・・・。

[Miss fallさんの感想 · 2010年6月16日]

主人公の女性が女性器の事を「傷みたい」、と例えた所が好き。
傷口にはウォッカを。

[Laugh_Emiさんの感想 · 2010年4月28日]

10/04/27読了。

主人公がどうも好きになれない。

[ちえさんの感想 · 2010年1月21日]

2005.7.18.　こんな40歳になりたいねぁ。みんな、現実と少しズレたとこにおる。ふわふわしてて、弟が好きで、痛いとこには塩でなく、ウォッカ。子どもみたいなコトしてるのに、なにやらかっこいいぞ。

著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」