「日本叩き」を封殺せよ〜情報官僚・伊東巳代治のメディア戦略

著者 : 原田武夫

• 講談社 (2006年10月24日発売)

感想・レビュー・書評

[white deathさんの感想 · 2008年2月4日]

巳代治があれだけの功績を挙げられたのは、伊藤というパトロンが居たということと組織に迎合せずに動けたからだろう。現代日本に巳代治の出現を求めるのは、官僚組織の巨大化&硬直化から考えても無理だろう。組織を巳代治のようにするという発想の転換が必要であり、巳代治のようなスーパースターにはもはや居場所がないのかもしれない。

それにしてもこの人の論調は相変わらずである。自分の守備範囲をわきまえているともいえるけど。

[shinklessさんの感想 · 2007年5月9日]

明治時代の外交、ロイターを買収した人

著者プロフィール

株式会社原田武夫国際戦略情報研究所(IISIA)代表取締役CEO。東京大学法学部在学中に外交官試験に合格、外務省に外務公務員Ⅰ種職員として入省。アジア大洋州局北東アジア課課長補佐(北朝鮮班長)などを歴任し、2005 年、外務省を自主退職。2007年、株式会社原田武夫国際戦略情報研究所(IISIA)を設立。2017年より国際商業会議所(ICC)G20 CEO AdvisoryGroupのメンバーを務める。2022年より学習院女子大学で教鞭を執る。『PAX JAPONICA The Resurrection of Japan 』を英国にて出版(2017年)。その他、日独英で著書・翻訳書多数。2023年に立教大学大学院人工知能科学研究科にて修士号取得。独自の手法により作成・提示する「未来シナリオ」は、大きな反響を呼んでいる。

「2023年 『図解でわかる! 2030年の未来予想図』 で使われていた紹介文から引用しています。」