赤ちゃんの値段

著者 :
  • 講談社
3.61
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本棚登録 : 83
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062134842

作品紹介・あらすじ

望まない妊娠の果てに"売られていく"子どもたち-。海外養子斡旋の驚くべき実態と、産みの親との再会をつづった、感涙のドキュメント。

感想・レビュー・書評

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  • ◯とても心に響く内容。本の構成もよくできている。それぞれ振られたテーマで分かれているようで、実は、子ども(養子)が生まれてから大人になるまでの視点が描かれている。これは、この本に一貫している、子どもの福祉を主体とした思想を体現している。
    ◯この本を読むとまず印象として残るのが、日本政府がやる気がないのではないか、養子縁組に関する制度の充実が求められているのでは、という考えに至る。知る権利や、海外養子縁組の抑制など、そういったことも確かに重要であるとされる。しかし、それ以上に重要で、最も重視しないといけないのは、この本の中で一貫してみられる子どもの福祉を主体とした考えであり、エピローグにもその考えが見られる。
    ◯様々な理由を経てからの妊娠、そして養子縁組、これらのあり方には正解がないからこそ難しい。行政の制度がしっかりすれば、「不幸な子ども」は本当に減るのか、そもそも「不幸な子ども」とはなんなのか、本人がそう自認しているのか、考えは尽きないが、一つの方向性として、一人一人の人間が自分たちが納得出来る様な支援の枠組みを作ることが行政に求められていると感じた。

  • 仕事上の興味。

  • 1

  • 一番問題なのは日本の行政(政治)ですな

  • 社会福祉学科 1年の方

    とても衝撃的なタイトルに興味を持って大学の図書館で借りました。
    内容は更に衝撃的です。ですが、将来「児童福祉・家庭福祉」に携わりたいと考えている方は、一読すべき内容だと感じたので推薦させて頂きます。
    私はこの本を読んで、更に愛娘(2歳になりました)が愛おしくなりました。


    資料ID: W0137207
    分類記号: 369.43||Ta 38
    配架場所: 本館2F書架

  • 望まない妊娠で産まれた赤ちゃんが法外な値段で日本から外国へ売られている。本当の親に会いたいという子どもの願いは断たれ(手がかりなし)。子どもが物のように扱われ、法律がザルの日本の現実にただ愕然とする。

  • Amazon、¥650。

  • 人身売買て聞くと
    遠い昔の話でしょ、
    海外の話でしょうと思うけど
    日本で起こっているなんて信じ難い…

  • 日本は人身売買盛んな国!
    養子について調べてたらでてきて、衝撃を受けた本。

  • 衝撃的な内容だった。
    しかし、現実には起こり得ることで、現実に起こっていることだとも思った。
    大人の無責任さ、悪意、法の不備、考えさせられることが沢山あった。

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。読売新聞社入社。盛岡支局、東京本社を経て、現在は東北総局(仙台市)。『赤ちゃんの値段』(講談社)などの著書がある。

「2013年 『アイちゃんのいる教室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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