UFO大通り

  • 講談社 (2006年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062135641

みんなの感想まとめ

二つの中編が収められた本作は、ミステリーと推理の魅力を存分に味わえる作品です。最初の物語「UFO大通り」では、宇宙人の戦争を目撃したおばあさんの証言をもとに、御手洗と石岡君が警察と対峙しながら事件を解...

感想・レビュー・書評

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  • ・UFO大通り
    パナウェーブ研究所みたいな宗教を冒頭で示唆しておいて「銀色のヘルメットと銀色の宇宙服」はずるいよ〜〜〜まんまと騙されてしまった…
    でもufoは空を飛ばないとかいろいろヒントはあったんだよな〜。いや、それにしたって司法解剖でアナフィラキシーが判明しないことあるか!?

    そして地球外生命対策委員会を名乗る御手洗、胡乱過ぎて大笑いした。
    あと「極楽寺みたいな田舎、宇宙人も来ないさ」でまた笑ってしまって悔しい。

    ・傘を折る女
    白いワンピースに返り血浴びて、洗濯機で丸洗いするくらいで血が落ちるかな!?

    そしてすごい、祖父江宣子の邪悪さがすごい…こんなに邪悪な女なら殺してもいいんじゃないかと思わせてくれる…
    シンプルな倒叙ものかと思ってたらいきなり第三の女の死体が現れて混乱した。

    しかし雪子の狙い通り情状酌量などされるもんかな?楽観がフラグにしか思えんが…
    それにしてもどっちもアナフィラキシーで揃えてたんかい!ハムスターでもアナフィラキシーが起きるとは知らなかった。

  • 中編2作品を掲載した四六版。

    私はこの2つの作品、佳作だと思います。
    うまいぐあいに楽しめる。

    御手洗潔がエキセントリックな感じは、初期の作品っぽいところもあるし。

  • 「傘を折る女」のみ読んだ。ドラマ化されるそうなので。雪子の身勝手な考えがちょこちょこ出てきて(死刑廃止論者を否定していたのに自分が死刑になるかもって想像してからは死刑なんて廃止すべきと考えを変えたり男の世話になんかならない生活費だけ持ってくれば良いとか…そりゃ世話になってるってば‼)悲劇的な状況にいるけどかわいそうとは思えないっていうか…。まぁ宣子もそうとうアレだけども。町屋詩子は本当にかわいそうだな…と思う。

  • UFO大通りと傘を折る女の中編二部構成

    UFO大通りは、宇宙人が戦争しているのをみたというおばあさんの話から始まるミステリー
    御手洗シリーズらしいところ凝縮したような展開。警察と石岡君をつれ回します。

    傘を折る女は、安楽椅子探偵的な話。ラジオで聞いた話から事件を解決に導きます。犯人と御手洗の両方の視点から話が進み、御手洗の推理の答え合わせをしているような感じ。少し心情の読みに無理があるようにも感じたけどまあいいかな

  • 御手洗シリーズ。「UFO大通り」と「傘を折る女」2編の中編。
    ここ最近御手洗が馬車道から旅立って後の物語ばかり読んでいたので久々の馬車道時代、石岡君とのコンビが見られただけで満足でした。御手洗単独の事件も面白いんですが、やっぱりこの二人がいい!と実感しました。
    特に「UFO大通り」は初期によくあった御手洗&石岡君VS威張り散らす警察という図式が懐かしかった。作者(石岡君)が昔を懐かしんで書いてる様子が伺えました。馬車道時代の話をもっと書いてほしいなぁ。
    島荘先生の短編は少し物足りなく感じることが多いのですが、今回は両方ともちょうどいい感じで面白かった。

  • アナフィラキシーショックが鍵の中篇×2 佳作

  • 完全にドラマの影響で読んだ。キャラクターは魅力的だがストーリーにはやや不満がある。

  • 相変わらずぐいぐい一気に読ませてくれます。
    ただ、どうしても御手洗シリーズは「占星術殺人事件」や「異邦の騎士」に比べてしまい辛口になってしまいます。
    この本には2作品が収められているのです。その2作に共通していることがあるのですが、ちょっと強引なような気がしています。
    偶々そういう作品をまとめただけだと思うのですが。
    ただ、久しぶりに呼んだ御手洗シリーズはとても楽しく、個人的に御手洗と石岡君のコンビのやりとりは面白く、これを機にまた読み直そうかと思いました。

  • ◆UFO大通り・・・御手洗と石岡が散歩をしていると、知らない女の子に声をかけられる。おばあちゃんが家の外をUFOが通ると言い出し、テレビでインタビューも受けたのだという。
    ◆傘を折る女・・・石岡は、聞いていたラジオで気になった「雨の夜、白い半袖ワンピース姿の女性が自分の傘を車に轢かせていた」というエピソードを御手洗に聞かせる。すると御手洗はそれが殺人事件に絡んだ出来事であると推理してしまう。

     名前はもちろん知っていたものの、読んだことはなかった御手洗シリーズ。和製シャーロックホームズ&ワトソン。ドラマ化されると聞けば、そりゃあ読まないわけにはいかない。もっと難解な謎解きをしているイメージがあったのだけれど、結構読みやすいなぁという印象。御手洗が突然突拍子もないことを言いだして(本人にとっては順序立てて推理した結果だが、間を話さないため突然何を言い出すのかという発言になる)、徐々に説明していくというスタイル。「傘を折る女」では途中、突然死体が2つというところに驚きもあり、よくこんなの考えたなぁという感嘆あり。しかしこの御手洗と石岡くんというのはどういう関係なのかそれが一番の謎(笑)。やっぱりシリーズ最初から読むべきかなぁ。

  • 普通でした(^_^;)

  • この本は御手洗潔の最新刊ではないので、それでもちろん島田荘司の最新刊でもないので、ちょっと今読むのはどうかなぁーとか、ブラジルに勝った女子サッカーをTVでみながら考えていた。
    ま、でも読み始めるか、と思ったらあっと言うまであった。
    物語はそんなにびっくりもしないし感動的でもないのだけれど、なぜだか途中では止まらない不思議さがある。
    昔みたく やたらぶ厚いい本でもないしね。
    ともかくこれからも時々島田荘司の本を読むのは悪くないな、と思った。

    そぉして、めづらしくちょぉ~っとだけ中身に触れておく。
    この本は「女子とはどんな場合も自分の利になる事しかしない」という、御手洗潔の理念のようなものの上で出来上がっているものである。
    すまんこってす。すごすご。

  • 久しぶりの御手洗シリーズ。2人ともまだ若かりし頃の話。御手洗潔は5本の指に入る位好きな探偵。頭は切れるけど性格に一癖も二癖もあるタイプ。こういう殿方に実は弱い。

  • ちまちま会社の休み時間に読んでたんですが、この週末に家に持って帰ったら止まらなくなって一気に最後まで読みました。
    「傘を折る女」のほうが面白かったかも!島田さんってたまに容疑者側の視点から話が描かれることがあるんですがこれけっこう好き。それを言うと「眩暈」はちょいと気持ち悪かったですが…生々しすぎて(笑)今回のはまぁ刺殺程度だったので(それもどうか)
    最近の読んでもすっごくおもしろい!って感想がなかったけど今回はおもろかったなー!
    やっぱ御手洗さんいいー好きだー!
    昨日でかめの本屋で見つけられなかったそのほかの本も見つけて、なおかつ里美ちゃんのノベルズも見つけちゃって、買いそうになるのを押えつつあるのがわかったのでまたあとで。
    3月インテにはせめて、文庫がノベルズを持って行きたいところ…ハードカバーは重いっ
    全集はなかったけど…。書き直ししてるらしいので気になりますが、読んでないものを先に読みたいな。
    新しい作家さんを開拓しようかなとは思ってもなかなか誰がいいものやら…
    「このミステリーがすごい!」で上位の方を読むべきですかね(笑)
    そいえば森博嗣さんも四季シリーズなんてもんを出してるし…「すべてがFになる」は小説とマンガ読んでるのでちょっと読んでみたい。でもあの人数学的だからなー。数学超苦手だからなー。
    一冊読んだらすんごい小説読みたい周期に入っちゃった。不思議。

  • ヤング御手洗が元気にしてるだけで涙が出る・・・・
    傘を折る女、すっごい良いです。

  • 御手洗の中編2作。
    まだ御手洗が日本にいたころ。
    UFO通り/おばあさんがUFOを目撃していた話
    傘を折る女/雨降る夜、自動車に傘を折らせた女性の話

    事件・解決は小ぶり。でも読みやすいです。
    一部こじつけ感もあるんですが展開のリズムが良いです。

  • (収録作品)UFO大通り/傘を折る女

  • 『UFO大通り』UFOだの宇宙人の戦争だの出てきたときには、なにごとかと思いましたが。きれいに謎が解けてすっきりです。
    事件、というより事故の類なのですが、個人の行動ひとつで道が分かたれたのだと思うと、暗鬱になります。
    直接手を下しさえしなければ、罪にはならないのか。法的にはともかく、道義的に。たとえ悪気はなくとも、結果的に防げたはずの事故で、二人の人間が死んでいることを思うと、罪と罰のありようを考えさせられます。

    『傘を折る女』たまたま聞いていた深夜のラジオ番組から、ひとつの事件を導き出し、解決するお話。珍しく推理の過程が語られています。
    大雨の降る夜に、持っていた傘を車に轢かせていた――ただこれだけの話から、事件性を見抜くのは、鮮やかというか、神がかっているというか。
    しかもこれ、推理を繰り広げる御手洗と傘を折っていた女の視点が交互に語られているので、どうやって真相に近づくのかという趣向かと思ったら、それだけで済みませんでした。
    最後に、犯人ですら予想もしなかった要素が入り込んで、謎を深めます。つまりここの部分が謎解きに当たるんですが。犯人に肉薄する過程と、正統な謎解きと。一作で二度おいしいつくりです。

  • これぞ御手洗もの! という感じ。とかくわけわかんない事件に、しっかりとした謎の解決。これは面白かった~。いつものことだけど、「こんなん論理的に解けるのっ!?」という心配はまったくの杞憂でした。
    表題作「UFO大通り」も良かったけれど、「傘を折る女」の方が好きかなあ。出だしは案外普通で、事件の全貌も案外早く明かされて、「これ以上何が残ってるの?」と思ったら……うわあ、なんなんだよその展開は! とひっくり返りそうになりました。でも当然、しっかりきっちり解決。つくづく凄いよなあ……。

  • 御手洗と石岡くんの気になるやりとり。

    「~略~ならば、乾かさなくてはならない。しかしその洗濯機に乾燥機が付いていなければ…」
    「ぼくらみたいに」
    「そうだ、そうならどうする?」
    「ヘヤードライヤーでガーッと…」
    「時々君がやってるね。しかし相手がワンピースなら、これはとてつもなく時間がかかる」
    「はいそうです」
     私は言った。

    この御手洗の、
    日本のシャーロック・ホームズ的な奇人ぶりと
    ワトソン的な従順さをもつ石岡くんのコンビが
    とても面白いシリーズです。

  • 御手洗と石岡君の蜜月期の終わり
    何気ない日常風景がいまとなっては泣ける

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著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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