- Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062140171
作品紹介・あらすじ
元末、群雄が割拠する動乱期。フビライ・ハーンの近衛兵を祖父にもつバヤン家のサカルの夢は、料理人になることだった。
感想・レビュー・書評
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「フビライ・ハーンの近衛兵を祖父にもつバヤン家のサカルの夢は、料理人になることだった。」とあるとおり、最初はサカルが主人公だと思ったんだけど、そのうちにいろいろな人が出てきて・・・
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明王朝の開祖・朱元璋の話という下巻のあとがきを見て読んでみたのですが、
上巻では最後にわずかに登場するのみでした。
あとがきの中国版太閤記を意識したということで期待していたのですが、
時代背景の説明的内容に終始していて面白くないです。
今、下巻を読み始めてますが、ようやく朱元璋が登場してきたので、何とか読破できそうです(-_-) -
読みやすい感じの文章だけど、たまに極端に固かったり、逆にくだけすぎてて、バランスが気になる。
まだようやく人物が出揃いました、という感じで終わってるので、続きが楽しみ。 -
いろいろな人の視点で物語が進行していく。こういうタイプの章立てだと、どうしても好きな章とどうでもいい章が出てきて、途中読むのが苦痛になったりすることが多々ある。
でも、この作品はその辺が実に上手く繋がっていて、読みやすかった。前の章の終わりころで丁度あの人のほうはどうなったかなと思う人の話が次に来るようになっている。
それぞれのキャラクターとてもいい味だしていて、それぞれ物語が奥深く、さらにそれが少しずつ絡み合っているというのも、だれない理由だとおもう。
個人的にはやはりトクトが好き。アルスランもいいですねー。
あとがきを読んで当初は後のほうに出てくる重八が主人公という設定だったというのを知ってびっくりした。
続きが気になって本を閉じられないというほどではないものの、マイペースで読めて苦なく読了した。
初めて読む作家だったがはずれじゃなくて良かった。