流星の絆

著者 :
  • 講談社
3.86
  • (1381)
  • (1814)
  • (1722)
  • (148)
  • (23)
本棚登録 : 11924
感想 : 1573
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062145909

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • とりあえず大作だった。読みごたえがあった。東野圭吾作品は本当に絆とか愛とか多くて心温まる部分も多くて好んで読んでしまう。

    事件の起こりが早く、とても驚いた。事件が起こるまでに登場人物が事件で殺された夫婦とその子供しか登場しておらず、動機とか推理するとかの話ではなかった。どうやって犯人を捕まえていくのか序盤気になったが、犯人を探していく過程は個人的には違和感なく読めたし、動き方も理にかなってると思った。

    あらすじにもあったが、妹の恋の行方が気にかかったところもあり、詐欺師として、女性としてターゲットに接するかを葛藤しているところは少し可愛いと思った。

    東野圭吾作品の醍醐味として後半の怒涛の展開スピードはこの作品でも健在だった。これが楽しみでもある。だが今回はその中でも顕著だった気がする。私は正直驚きしかなかった。この展開スピード、展開の仕方は私好みだった。

    あと笑みがこぼれたところは、草薙と加賀という名字が出てきたところです。

  • 小学生の3兄妹は夜中に流星群を見に行った。しかし家に帰ったs3兄妹は両親が殺されているのを目撃する。
    「もし犯人が分かったら、俺たち3人で殺そう。」
    兄妹の絆に涙です。

  • ドラマ化される前に一度読んだ本作を再読。
    基本的には東野圭吾のヒューマンサスペンスの王道とも言える本作は素晴らしかったが、
    唯一疑問が残るのは200万円のために刑事が殺人を犯すか、という点だけ。
    たとえアクシデントによる犯行で、家族の命を救いたい気持ちだけだったとしても、長年刑事を務めた人間がそんな衝動的な行動に出ることは少し考えにくかった。
    その点を除けば、最後に容疑者(最終的には無実)の息子と被害者遺族である娘の将来に対してハッピーエンドで終わったことを含め、素晴らしい作品だった。

  • 初の東野圭吾作品。ずっと敬遠していた作家さんだったけれど、思ったより読みやすかったです。ドラマとは設定も結末も微妙に違っていたけれどそれはそれでよかったです。ドラマを見る前に読んでいたらもっとドキドキしながら読めたかも。

  • 物語の本筋のミステリーもしっかりしてるし、最後の終わらせ方も思わずホロリ。最高!最近読んだ東野圭吾の短編はイマイチだったが、この人の最近の長編はハズレがない。しばらくはこの人の著作にハマります。

  • 読後感がよかった。

  • 登場人物のややこしさがあったけど、途中バレるかバレないかのハラハラさがあった。
    最後は誰が犯人か分かってしまったけど、内容は良かったです。

  • 2018.2.24読了。
    文句なしの☆5
    ボリュームがあるにもかかわらず、読みやすい文体と展開の面白さであっという間に読み終えた。
    それぞれのキャラクターも丁寧に描かれており、知らず知らず感情移入してしまっていた。
    ラストのどんでん返しはとても意外で、上手くまとまっていたと思う。

  • 行成が人として真っ直ぐで、でも心の機微を感じられる人物だったため、よい結末の迎えたかたをしている。犯人は意外だったし、犯行理由もやるせないというところだけは、責めたいのに責めきれず切ない思いがした。

  • なんだこのどんでん返しは!
    最後の数ページで見事に裏切られた。
    エピローグ的な所にも伏線を回収し、なんとなくホッコリして終わった。

全1573件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

東野圭吾の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×