捜査官

  • 講談社
3.11
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本棚登録 : 69
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062158138

作品紹介・あらすじ

青森県警の元似顔絵捜査官・杉澤洋二と警察庁警備局の警視正・成瀬公大が、核廃棄物最終処分場建設反対派が起こすテロを捜査する。県警、公安、警備保障会社、二十三年前の事件、そして"エス"-さまざまに絡み合う思惑を解くきっかけは、たったひとつの手がかりだった。警察小説の要、"捜査"を二つの視点から描ききる、これぞ警察"捜査"小説。

感想・レビュー・書評

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  • よし

  • ロートルな田舎の刑事が主人公で、大活躍!といった話でもないのですが、展開がおもしろく、キャラも好ましくて、おもしろく読めました。

  • [読了]似顔絵が得意な捜査官とかつて世話になった上司の息子がキャリア警察官として登場。ここからの展開をかなり期待したのだが、犯人や展開は容易に予想されてしまう。。。

  • 杉澤は元似顔絵捜査官で警視正、成瀬の父親と公安時代を過ごした捜査官
    経歴が他の捜査官と違うところからこの経歴がストーリーにどんな刺激を
    与えてくれるのかと期待したがちょっと期待ハズレだった
    杉澤よりも成瀬の方が存在感あり

    核処理施設についてはとてもくわしくて人物像よりそちらに比重が傾いていたような気がします

    捜査官とキャリア、テロ組織に革命家、公安のエス・・と
    キーワードは沢山盛り込まれているのに空回り気味なところが残念

    成瀬がとても魅力的に描かれていたので彼を主とした
    物語が読んでみたい。


  • 第54回江戸川乱歩賞受賞作「訣別の森」作者の受賞後第一作。
    と言う触れ込みだけで、読んだけど、「訣別の森」で止めておけばよかった…

  • 青森で開かれる「原子力ルネッサンス」
    これにからんで、さまざまな事件が動きだす
    活動家たち、刑事、公安。
    過去の事件もからんで、自体は動き始める・・・

    かっちりした文章で読みやすい。
    でも登場人物に特徴がなくて、「これ誰だっけ」ってなりやすいかなぁ

  • 面白かった。地道な聞き込みで、謎が徐々に晴れていく。その過程が、小気味イイ。似顔絵が得意な刑事が主人公なのもあって、似顔絵が随所に載せられている。登場人物の雰囲気が伝わってきて、それもよかった。正統派ど真ん中のミステリー。

  • 元公安の地方警察の似顔絵捜査官が主人公。
    原子力国際会議のテロ警備の中で、殺人事件が起こり、本人が公安時代に関わった事件と絡みながら展開していく。
    主人公が地味なのと、ストーリーがなんとなく読めてしまうのが、残念。

  • 031111787

  • 2009/12/14

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著者プロフィール

末浦広海

1964年兵庫県生まれ。88年関西学院大学経済学部卒。2008年に『訣別の森』で第54回江戸川乱歩賞受賞。著書に『捜査官』『白き失踪者』『檻の中の鼓動』『刻命』『暗躍捜査 警務部特命工作班』、「キャップ・嶋野康平シリーズ」「警視庁東京五輪対策室シリーズ」などがある。

「2021年 『君と、君がいる彼方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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