風のマジム

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062165679

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  • 風の酒を造りたい!
    まじむの事業計画は南大東島のサトウキビを使って、島の中でアグリコール・ラムを造るというものだ。持ち前の体当たり精神で島に渡り、工場には飛行場の跡地を借り受け、伝説の醸造家を口説き落として――。ほんとうにあった夢物語。契約社員から女社長に――実話を基に描いたサクセス・ストーリー。琉球アイコム沖縄支店総務部勤務、28歳。純沖縄産のラム酒を造るという夢は叶うか!(「BOOK」データベースより)沖縄の南国の匂いがプンプンする作品でした。

  • いつも元気をくれるマハさんの作品。
    今回も前向きな気持ちにさせてもらいました。
    酒好きの私としては早速ウチナーラム酒を飲んでみたくなりました。

  • 美味しいラムを飲んでみたくなりました。ありきたりの感想だけど。

  • 派遣社員だった女性が沖縄産のラム酒を作り上げていくお話し。(実話に基づくストーリーと聞いて驚いた)。主人公や主人公を取り巻く登場人物の人柄にほんわか。でも、元々、先輩だった冨美枝はいい人すぎる気がした。

  • 社内のベンチャーコンクールから起業までを描いた、実話をもとにした物語。
    沖縄を舞台に、郷土を生かしたラム酒を造る。その情熱でつき進む主人公、まじむ。
    最初はひとり。きづけば沢山の人々。夢をあきらめなければ、皆で叶えることが出来る。
    前向きで頑張り屋のまじむに、読んでいるこちらが何度もはげまされた。
    真心をこめてつくりだすこと。自分の生きる土地を愛すること。周りの人々に感謝をすること。
    絵に例えたら、くっきりと鮮やかな色彩が浮かぶような、素敵なお話。

  • 原田さんは頑張っている女性を応援し、輝かせるのが上手だなぁ。ラストは爽やかで温かくさせてくれました。が、最初のページを読み大まかな内容が見通せたのが残念か、と。

    私の友人がホワイトラムを好んで飲んでいたなぁ、と思い出させてくれた作品でした。

  • 酒が飲みたくなる小説、最後は泣ける!

  • 読後感のいい話でした。風の酒、飲んでみたい。おばあの言葉もいい。

  • ヒロインが酒造りに情熱を注ぐ…ということで『夏子の酒』を思い出した。
    あれは名作だけど、こちらも良い感じ。
    モデルになった沖縄産のラム酒を飲んでみたくなる。

  • 沖縄産さとうきびを使ったラム酒を作りたい、夢を実現させた女性の物語。実際に南大東島でラム酒を作っている金城裕子さんをモデルにしたフィクションということだが、作者あとがきやその会社ホームページをみると、金城さんの人柄あってできあがった物語であることがよくわかる。ラム酒に興味なかったけど、風の酒、のんでみたいなぁ。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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