天使の報酬

著者 :
  • 講談社
3.27
  • (20)
  • (69)
  • (118)
  • (29)
  • (7)
本棚登録 : 629
感想 : 101
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062167253

作品紹介・あらすじ

フジテレビ系連続ドラマ「外交官 黒田康作」原作

前作『アマルフィ』を超える迫真のノンストップノベル
外交官として、人として、守るべきは何なのか?

サンフランシスコで日本人女子大生・霜村瑠衣が失踪し、日本から駆けつけた父親の立ち会いのもと、アパートの捜索が行われた。外務省邦人保護担当領事・黒田康作も現場に立ち会ったが、当の父親は、娘の失踪理由を知っていて隠している様子が窺われる。瑠衣の容疑は、単なる窃盗ではなく、テロ準備罪?! 黒田が調べていくうちに、彼女の周囲には、日系ボリビア人や謎の日本人フリージャーナリストをはじめとする不審な人物の影がちらついていて、何人かの死亡者までいることが判明。ついに失踪事件の背後に隠されていた真実に辿り着いたとき、その重さに、黒田は愕然とする。国益を優先すべきか、邦人の命を守るべきか、黒田の苦悩はつきない。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 流石にツイストさせ過ぎでは…?
    かなりややこしい。

  • 途中から
    話の展開につい行くのが難しくって
    脳みそぱっつんぱっつんになったものの
    勢いに任せて読み通して
    最後の方でやっと理解できたと言う…(汗。

    ちなみに
    TVドラマのほうと登場人物の名前は同じデスが
    お話はまったくの別物でシタ。
    ロベルトは若いおにいちゃんだったよ。(笑。

  • 黒田が織田裕二じゃない。

    ドラマを見てから読みだしたので違和感が大きかったです。

  • アマルフィに続く第2弾。TVドラマの原作という位置づけで、ドラマを見始めてから読んだのだが、小説としては少しがっかり。ドラマも……ではあるんだけれども、どうも黒田のキャラクターがアマルフィの時とギャップがある。展開も強引なところがあり、そういう意味ではドラマは半ばだが、ドラマの方が面白い気がするのは、映画と比べても尺が多くとれるからだろうか。第3弾も用意されているらしいので、その先に期待したい。

  • 『アマルフィ』で活躍した外交官・黒田が主人公の物語、2作目だ。
    サンフランシスコで、娘が行方を絶った元厚労省の官僚・霜村の手助けをしていた黒田は彼の行動に不審な点を嗅ぎ取る。霜村は何かを隠している。しかし、その何かとは?
    サンフランシスコの邦人行方不明事件は、次第にテロも含めた大きな事件へと発展する。キーワードは南米の最貧国、ボリビア。そして7年前。
    次から次へと事実が明らかになり、省庁の力関係や問題が浮かび上がってくる。
    今回も、黒田の完全無欠ぶりは織田裕二に相当あて書きしているなぁという印象があり、映画化を見越して書かれた作品というように感じたが、真保らしいストーリー展開はさすが。
    ただ、ラストの顛末はいまいち動機も弱い気がしたし、とってつけたような印象は否めない。

  • なかなか話がややこしい。読むのに時間がかかってしまいました。結末が少し唐突な感が。

  • サンフランシスコで女子大生が失踪した。
    外交官黒田は元厚労省キャリアである女子大生の父の態度に不審を抱く。

    現在放映中のドラマ原作と謳ってはいるが
    冒頭から全く違う設定&展開。
    結局今のところ共通点は登場人物と一つのワード位だったように思う。
    ここまで違うと原作の意味をなさないのでは。

    作品自体は二転三転の展開で飽きさせないが
    一度読んだだけでは整理できず。
    少し時間をおいて改めて再読したい。
    できれば前作から一気に。

    【図書館・初読・2/4読了】

  • 外交官物をここまで書く作者の慧眼には敬服いたします。しかし、今回は活躍の場が日本だったり、設定が、親バカだったりで、ちょっとガッカリしました。ここでコロナウィルスが出てきたのにはびっくりしました。

  • 外交官黒田康作シリーズ。
    黒田康作の縦横無尽の活躍に加え、外交官らしくなってきた安達香苗がまたいい仕事をする。
    安達香苗に加え、外務省事務官の松原宏美、警視庁外事三課の大垣利香子警部補など、個性豊かなバリバリの女性達が大活躍するのも、このシリーズの面白いところ。

  • この著者の山登り系事件も面白かったんだけど、外務省関係のものも書けるのか、凄いな。自分のコンディションもあるのか、話の流れや人物が頭に入ってきにくいところがちょこちょこあったけど、役人の世界や親の情などをしっかり描きつつ、バイオテロを絡めてて面白かった。

全101件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

真保裕一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×