プロ野球 二軍監督--男たちの誇り

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062167871

作品紹介・あらすじ

芽の出ないドラフト1位もいれば、復活にかける元レギュラーもいる。毎年、誰かが去り、新しく入ってくる残酷な世界だ。そんなファームを舞台にした監督・選手たちを初めて描くノンフィクション群像劇。

感想・レビュー・書評

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  • 二軍監督という、縁の下の力持ち的なポジションを題材にしているのは面白い。
    だけれど、節々に旧来の指導法(制裁や体罰など)を肯定するかのような書き方がされていて、どうにもすっきりしなかった。

  • 面白くて一気読みしてしまった。
    一軍で使える選手を育てるという任務を遂行する上での努力や苦悩がよく理解できた。
    上司が部下を育てるという構図は一般のサラリーマンでも同じなので、読みながら自己投影できる人も多いのではなかろうか(特に、部下を育てる立場のマネジメント層の方とか)。
    自分はどちらかというと現役選手に近い年齢なので、上司世代の方々の期待に応えないとなあという気持ちになりました。

  • スポーツで練習が大切な意味がよく分かった。

    打ち方の理論があって、それに向けて努力をする。
    ただスポーツだから本能レベルの感覚にするには、練習しかない。
    ただその量が半端じゃない。
    やっぱり一部の選手、チームやコーチに徹底出来る人は一握りだと思いました。
    広島やヤクルト、西武からどんどん若い良い選手が出てくる理由がよく分かりました!

    僕も基礎練習をする習慣を身につけて、
    本能レベルでプレイ出来ることがあるべき姿だと思い、頑張ろうと感じましたー

  • プロ野球の二軍監督にスポットライトをあてた一冊。
    出てくるのは水上、片平、山崎立翔、川相昌弘、高橋慶彦ら。

    アメリカのファームみたいに主に結果のみという世界とは異なり、日本の二軍監督は選手育成と人間形成の両面を担わないといけない分、大変だろうとは感じていたけど、実際想像以上だった。

  • 面白い。特に川相の話は必読。人生って難しい。

  • 題材が凄く魅力的。ここに出てくる指導者の中には熱血漢が多いが、今のご時世だと受け容れられないかも。

  • ちょっと前に出た本なので、その後ブレイクした選手やそうでない選手、今も現場にいる監督や、違う立場にいる人などが登場する。ある選手についての描写が、その後、報道されたこととまったく逆だったことには驚いた。

  • プロ野球の二軍という、日の当たらない環境を著者が丹念に取材したストーリー。
    その中でも二軍監督を中心に、現代の若者への指導姿勢など、普段語られない状況が綴られている。

  • 赤坂氏の本も三冊目だけど,今までの中では一番まともだたかな。
    相変わらず表面的な面しか触れられておらず,フラストレーションのたまる一冊。

    二軍の選手が一軍レギュラー(人気者)を妬んでいる様子をもうちょっと詳細に記述すればいいのに。。

  • 天才たちの集まりであるプロ野球。ただその中にも実力差は当然あり華やかな一軍に上がれる者は限られている。
    本書では一見華やかなプロ野球の世界であまり語られる事のない二軍の選手、指導者にスポットを当てた興味深い書です。
    二軍に在籍する選手にも色々なパターンがあり、第一は育成そして調整、そして治療とその選手ごとに在籍理由が異なります。本書はその中でも特にドラフトで意気揚々と入団してきた選手が先ずはプロの壁に突き当たり、もがいたり焦ったりしながら指導者とのやりとりを通して上(一軍)に上がる者、二軍で終わる者を実名を出して表現しています。テーマは野球でもその人間教育や一人一人の個性を引き出そうと思慮する指導者の姿は一般社会のそれにも十分当てはめる事の出来る内容で、企業の中間職やグループリーダーに読んで貰いたい一冊です。(古橋)

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著者プロフィール

1963年、広島県生まれ。86年に法政大学文学部卒業後、日刊現代に入社。88年より、スポーツ編集部でプロ野球取材を担当。同社勤務のかたわら週刊誌、月刊誌でスポーツを中心に人物ノンフィクションを多数執筆。2006年独立。著書には『失われた甲子園』『プロ野球「第二の人生」』『プロ野球 二軍監督』『最後のクジラ』(以上、講談社)、『野球エリート』(講談社+α新書)、『すごい! 広島カープ』(PHP文庫)などがある。


「2019年 『広島力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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