- Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062168250
作品紹介・あらすじ
本部長の娘が誘拐され、誘拐事件の名交渉人・三島は、冷や飯食いの立場から捜査の最前線に呼び戻されたが、娘の命より犯人逮捕を優先させる本部長と、正面から対立する。くるくる変わる犯人側の要求に、ほぼ単身で立ち向かう三島は、署内でますます孤立していく。そして行きつく先に待っていたのは-驚愕の事実。スピード感溢れるノンストップ警察小説。
感想・レビュー・書評
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長いのだが、主人公の独白が多いせいもあって、とても疲れる。
主人公の刑事の心理を描きたかったのかもしれないが、そのせいもあって謎解きも中途半端、事件の原因も中途半端。
ちょっと雑かなと思った。 -
初めて読む作家なのであまり期待していなかったのだが本屋のPOPに惹かれて図書館でリクエスト。誘拐事件のネゴシエーターの仕事ぶりを始めて知ることができると同時に、警察上層部のお金と地位への執着心のしつこさを描いていた。
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ゴチッとした警察小説。
県警本部長の娘が誘拐される。
閑職に追い込まれていた刑事に白羽の矢が立てられる。
主人公は、警察をも敵に回しながら人質の救出に孤軍奮闘する。
主人公三島の”正義”は時として、周囲に敵を生む。
それでも曲げず歪まず己の”正義”を貫く。
2段組みのボリューム故、読了まで若干時間を要したが(まとめて読めなかったのも残念だたが)、全然飽きない。 -
次はどうなる次はどうなる?
ページをめくる手が止まりませんでした。
地方都市を舞台にした、警察幹部を巻き込んでの少女誘拐事件。
主人公が実直すぎる。家族はどうなのよ!と言いたい。 -
主人公だけではない刑事魂に泣けた。。
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裏金作りを拒否して警察学校に飛ばされた刑事が、飛ばした本人の娘の誘拐事件捜査に加わって…。とにかくテンポが悪い。進捗が遅くてイライラします。加えて主人公の愚直なまでのかたくなさにまたイライラ。結末も大団円にはほど遠くてイライラ。自分の正義を貫くためなら同僚や家族を犠牲にしてもかまわないって、人としてどうなの?