- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062169400
作品紹介・あらすじ
混迷する政局を紐解くための必読書――。「小沢研究」の決定版!
地元・岩手すら見捨てた許されざる冷血――。
三陸沖沿岸の被災地を訪れようともしない「豪腕」政治家に日本の未来を委ねることができるのか。
田中角栄以後の政界で、つねに圧倒的な存在感を放ってきた政治家・小沢一郎。
その実態は、角栄をはじめとする政界の「恩師」を次々と裏切り、野中広務ら「政敵」を屠るものでしかなかった。そんな小沢に数多くの有権者は「豪腕」「壊し屋」「乱世の小沢」という異名を与え、過剰なまでの「幻想」を抱いてきた。だが、彼が政治家として成し遂げたことはあまりに小さい。
東日本が大震災と大津波で壊滅的な打撃を受けた最中に、「菅下ろし」の政局を仕掛け、被災地に足を向けることがなかったことからも小沢という人間の“冷血”がよくわかる。このような人物が「政界再編のキーマン」と呼ばれる存在でいいのだろうか。
小沢一郎という「危険な政治家」を20年にわたって追い続けてきたジャーナリストが、その生い立ちから血脈のすべてを描く。ついに法廷に引きずり出される小沢金脈の“黒い霧”。そして、20年来、秘書として小沢に仕えてきた“懐刀”高橋嘉信が初めて明かす小沢の素顔とは――。
【目次】
第一章 非情のルーツ
第二章 田中角栄の秘蔵っ子
第三章 裏切り、そしてまた裏切り
第四章 権力の源泉――使途不明金
第五章 元秘書・高橋嘉信 衝撃の告白
最終章 カネこそわが力――小沢事件の本質
感想・レビュー・書評
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話題の政治家について書かれたルポ。
内容について真偽のほどは定かではないが、
多分に筆者の主観が入っている気がした。
ゴシップ記事としては面白いと思うが、
ルポタージュとしてはあまり評価できないと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
田中派から竹下派、そして羽田派を最後に自民党と袂を分かち、(本著でいう)「裏切り」を繰り返しながら、未だにある程度の力を行使できる(ブラフかもしれないが)「豪腕」小沢一郎の事が多少見えたような気がする。