- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062170086
感想・レビュー・書評
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タイトルが気になっていたのを図書館で見つけたので、読んでみたけれど、序盤で挫折。
主人公不在の語り方がどうにもぼんやりして退屈だった。
気力があったらまた改めて借りて読んでみようかな詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
意図的に何の物語もない小説。
そういうの嫌いじゃないけど、文体とか空気があまり自分に合わなかった....ってこと
なんだと思う (´・ω・`) -
初めての青木作品。
評判の良さを目にして読んだが、戸惑った。
物語性の高い設定ながら何という事件は起こらない。
題名から期待される何ものかも無い。
読む側が勝手に想像することを試されているようであった。
リアリズムというならシュールレアリズム。
緻密で具体的な詳細に「小説」という名付けがあると突然意味合いが変わる気がした。 -
とてもおもしろいです
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タイトル通り、「私」=主人公がいない高校生活を描いた興味深い小説。
著者と世代が近いせいか、ところどころ懐かしさを共感出来る部分があった。
淡々としていて面白かった。 -
留学生を受け入れた高校の数ヶ月を描いた作品。しかし、なんとそこには物語が一切無いのだ。
タイトルは主人公がいないという意味のようで、一応は担任の目線で、ただ学校の日常が淡々と記録されていく。何か事件が起こる予兆があっても、結局はすべて尻切れで終わり、物語に発展することはない。
それが延々と続いてもページをめくってしまうのは、僕の場合、覗き見な感覚を刺激されるからであります。
小説のあり方を覆す実験性と、物語無しでも読ませる筆力は凄いと思いましたが、でもやっぱ正直言うと「退屈」だったよ。 -
先生は授業以外でも忙しい。むしろ授業以外のことで忙しい。
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やりたいことはわからなくもないが、面白くない。
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最後まで読んだが不思議さばかりが残る作品。担任の業務日誌を読み上げている感じ。もやもやしたこの読後感、なんとかしたい!
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創作物についてひとつの意見を持っている。それは「創作物は発表された時点で作者の手を離れ受けてのものになる」というものだ。それに従うならばこの「私のいない高校」という小説は、発表されてもなお作者が作品を手放していないと感じる。
局アナがナレーションを付けたドキュメンタリーを見ているような感じだった。