私のいない高校

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 450
感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062170086

感想・レビュー・書評

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  • タイトルが気になっていたのを図書館で見つけたので、読んでみたけれど、序盤で挫折。
    主人公不在の語り方がどうにもぼんやりして退屈だった。
    気力があったらまた改めて借りて読んでみようかな

  • 意図的に何の物語もない小説。
    そういうの嫌いじゃないけど、文体とか空気があまり自分に合わなかった....ってこと
    なんだと思う (´・ω・`)

  • 初めての青木作品。

    評判の良さを目にして読んだが、戸惑った。

    物語性の高い設定ながら何という事件は起こらない。

    題名から期待される何ものかも無い。

    読む側が勝手に想像することを試されているようであった。

    リアリズムというならシュールレアリズム。

    緻密で具体的な詳細に「小説」という名付けがあると突然意味合いが変わる気がした。

  • とてもおもしろいです

  • タイトル通り、「私」=主人公がいない高校生活を描いた興味深い小説。
    著者と世代が近いせいか、ところどころ懐かしさを共感出来る部分があった。
    淡々としていて面白かった。

  •  留学生を受け入れた高校の数ヶ月を描いた作品。しかし、なんとそこには物語が一切無いのだ。
     タイトルは主人公がいないという意味のようで、一応は担任の目線で、ただ学校の日常が淡々と記録されていく。何か事件が起こる予兆があっても、結局はすべて尻切れで終わり、物語に発展することはない。
     それが延々と続いてもページをめくってしまうのは、僕の場合、覗き見な感覚を刺激されるからであります。
     小説のあり方を覆す実験性と、物語無しでも読ませる筆力は凄いと思いましたが、でもやっぱ正直言うと「退屈」だったよ。

  • 先生は授業以外でも忙しい。むしろ授業以外のことで忙しい。

  • やりたいことはわからなくもないが、面白くない。

  • 最後まで読んだが不思議さばかりが残る作品。担任の業務日誌を読み上げている感じ。もやもやしたこの読後感、なんとかしたい!

  • 創作物についてひとつの意見を持っている。それは「創作物は発表された時点で作者の手を離れ受けてのものになる」というものだ。それに従うならばこの「私のいない高校」という小説は、発表されてもなお作者が作品を手放していないと感じる。
    局アナがナレーションを付けたドキュメンタリーを見ているような感じだった。

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著者プロフィール

青木淳悟(あおき・じゅんご)…1979年埼玉県生まれ。早稲田大学第二文学部表現・芸術系専修卒業。2003年、「四十日と四十夜のメルヘン」で第35回新潮新人賞を受賞し小説家デビュー。05年、同作を収めた作品集『四十日と四十夜のメルヘン』で第27回野間文芸新人賞、12年、『私のいない高校』で第25回三島由紀夫賞受賞。ほかの作品に『いい子は家で』『このあいだ東京でね』『男一代之改革』がある。

「2015年 『匿名芸術家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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