- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062183376
作品紹介・あらすじ
マイホームができて、都内から都下の稲城市に引っ越してきた小5の西島光希。4歳のときから空手を習い、空手が大好きな光希は、新たな道場として『大濱道場』を選ぶ。
気合を入れて訪ねたその道場は、自動車整備工場の2階で、看板もボロボロ。さらに道場主の大濱先生はジャージ姿で、まったくやる気がなさそうだ。
「思いっきり空手がしたい……」
そう願う光希は交流試合を申し出て、さらには「親子空手教室」も企画するが、がんばるほどに学校内で浮いた存在になってしまう。
ぜんそく持ちの翼、両親との関係に悩む玲奈、いじめられっ子の桃太郎、いつもいらだっている悠太……。それぞれに問題を抱えた道場生たちが、光希の思いに引きよせられるように空手に打ち込んでいく。
そして夏休み、5人で空手道大会の団体戦に出場することになった。
感想・レビュー・書評
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娘に薦められて通読。
さわやかな少年空手ストーリー、少女の空手に向き合いながら、家族の変化やその他の人間関係、人間の成長など描かれている。
少女のひたむきな思いと行動がひとを動かす。
信念をもつこと、行動することの大切さ。
さわやかな学び。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一気読み。良くあるパターンだし、その終わり方が妥当だよね〜なんだけど。一気に読ませる勢いとドラマチック展開はなんだかんだで良いもんだ。
お姉さんがブチまけちゃう展開が好き。あの最後の一言でまくるのもいい。 -
空手少女の話。経験者としては物足りないかなぁ。小学校中学年でも読めそう。
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光希は、空手にうちこんでいる小学5年生の女の子。
引越しのため、今までいた道場をやめて、新しい町で道場を探していた。
そして見つけたのは「大濱道場」。
わかりづらい自動車整備工場の二階にあり、大濱先生は、くたびれたジャージ姿の、
いわく有りげなおじさんだった。
道場仲間は、小学2年の喘息持ちの翼と、おとなしい小学3年の礼奈の二人だけ。
それでも光希は空手ができるのがうれしくて、道場に通い始めた。
ある日光希は、クラスメイトの太郎が、6年生の悠太にいじめられているところに
遭遇し、悠太と対決して太郎を助けた。
そして太郎に、勇気がわく秘密の言葉を教えてあげた。
その言葉は、「ストグレ!」。
奄美大島の言葉で「負けてたまるか!」だ。 -
空手に打ち込む少女、引っ越し先の道場が廃れていて門下生も数人だけ、、、から仲間たちと徐々に打ち解け立ち直す、という青春物語。