禁忌楼

著者 :
  • 講談社
2.88
  • (1)
  • (1)
  • (9)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 41
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062184625

作品紹介・あらすじ

「自分史上、もっとも重い怪談集です」怪異蒐集家・木原浩勝

禁忌に触れてしまった者たちを襲う恐怖。
突然、会社が引っ越したビルの一室。
誰もいないはずのフロアからガラガラガラガラと奇妙な音が鳴り響く。
不審に思い部屋に近づいた会社経営者の身に起きたこととは!?
怪談「錆」をはじめ5つの恐怖を、累計部数130万部の現代百物語「新耳袋」、「九十九怪談」、「隣之怪」シリーズの著者が描く!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 新耳袋シリーズに比べると、長い話が五編。
    そんなに怖くなかった。
    挿絵がある。
    ティーンズ向けっぽい

  • タイトルや表紙からは分からなかったのですが、中は小学生向けくらいの文章だったような・・・?

  • 「錆」怖い
    挿絵が怖くないので救われた...

  •  新耳袋に比べ恐怖感は抑え気味な気がする。だが物語が一つ一つ丁寧にできているので感情移入することもでき良かった。本質は恐怖ではなく愛情なのだと常々感じる。

  • 眼・・・悪がきに、怖いお仕置きよ!
    竃・・・たまたま、お札を張った場所が悪くなり霊が出る。
    火事で亡くなった経緯が可哀そうだが、成仏出来たようで良かった。
    姑・・・息子可愛さから生霊を飛ばす姑。
    鏡・・・よくわかんなかった。呪いの鏡のせいで家族が
    病になり、かつ生霊?も謝るのだった。
    錆・・・会社に霊が出て、引っ越す話。

    あんまり怖くはなかったかな・・・。

  •  暴れん坊で悪行三昧の中学生に行われた懲らしめの方法とは。――『眼』
     家族の周囲で突然起き始めた怪異。そのきっかけは、ある一つの行為だった。――『竈』
     その主婦は、夫ともその母親ともとても仲が良く、諍い一つなく同居していた。会社からの辞令で二人は母親から離れて暮らすことになったのだが、しばらくすると、いるはずのない人が現れるようになる。――『姑』
     高熱を出して寝込んだ父の元に現れた白い着物姿の女。父が当てられた“忌”とは。――『鏡』
     小さな雑居ビルの三階にあった会社が突然引っ越した。二階の工務店に勤める社員の一人は「幽霊が原因では」と言うが社長は意に介さない。だがそれをきっかけに複数の社員の目撃談や体験談が表面化し、ついに社長自身も体験してしまう。そして社長が決断したのは。――『錆』

     編者自身が「もっとも重い怪談集」と語る、これまで編者が出したものとは全く異なる趣の怪談集。どことなく「怪談初心者向け」のような雰囲気があるので、怪談に慣れ親しんだ大人が読むと「全く物足りない」と感じるだろう。なので、小中学生に薦めたい怪談集だ。

  • 多分、登場人物が驚くのでこちらは驚かず。
    たんたんと語られる方が怖いのやなあと感じた。

  • 怪談本によくある前書きも後書きもないのでわからないけど実話なのかなぁ。関西を舞台にした話ばっかりだし。

    個人的には「姑」が一番気持ち悪かった。
    姑の部屋が息子の写真で埋めつくされてるって怖すぎる。
    「錆」も何でこうなったかわからないのがスッキリしなくて怖いです。
    木原さんのは読みやすくてハズレがないです。

  • 「メフィスト」で掲載されたものが4作に描きおろしが1作の都合、5作の短編小説
    怪談様式なのでオチは無し
    「眼」(「怖い目」より改題)は昭和四十年代
    「竈」は昭和三十年代
    「姑」は平成二年
    「鏡」昭和25年
    「錆」現代
    と時期はまちまちだけれど古い時代が多いので怖い昔話風
    この本、金沢まりこさんの挿絵入り

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

きはら・ひろかつ 1960年生まれ。主な著作に「新耳袋」「隣之怪」「九十九怪談」の各シリーズがある。マンガ・ドラマCDの原作の他、出版、ゲーム、公式携帯サイト「怪談百物語新耳袋」等のプロデュースを手掛ける。

「2019年 『九十九怪談 第十夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

木原浩勝の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×