妻が椎茸だったころ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 540
感想 : 107
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  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062185134

感想・レビュー・書評

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  • 数日経ったら印象に残ってない…
    それだけ日常にある感じなのかもしれない

  • 読んだ後、少しゾッとする話しが5篇.「リズ・イェセンスカのゆるされざる新鮮な出会い」で左知枝がCNNのニュースで真相を知った時の驚き、表題作で、泰平自身も前世に椎茸だったと述懐する場面が面白かった.どの話も読ませる好著だ.

  • ラフレシアナが好きだ

  • 2014.4.18
    表題作と最後の作品はアンソロジーで読んだことがあったが、まとめて読むとまた雰囲気が変わってよかった。

  • 5つの短編集。表題作の、ジュンサイだった頃の記憶の描写にしびれた。私も昔ジュンサイだったような気がしてきた。まだ椎茸にはなれてないけど、いつかこんな夫婦になれたらいいな。

  • 5つの短編からなる作品集。

    地味な現実生活のなかに、いつの間にか少しずつ空想や妄想のような不思議な世界が混じり合い、静かに独特の味わいを引き出している。
    派手さは無いけれど、どれもじんわりと心にしみてくる作品だ。

  • タイトルに惹かれて、購入。

    さらさらとした文体で
    音読したくなるような本でした。

    日常と非日常のバランスが絶妙です。

    初の中島京子さんの本だったので、
    他の作品も読んでみたいです。

  • 中島さんらしい、不思議な世界を描く短編集。

    5編とも好みでした。
    ハクビシンは個人的にクスリとするシーンもありました。

    表題になった、椎茸・・・
    とてもよく出来た短編です。

    私は「テニス場のサラダだったころ」になりたい。

  • 対人にとどまらず、恋に近い気持ちは、変にも近い。

    隠したいことはいずれ露呈してしまうのに、残ってほしいことは次第に淘汰されてゆくのはなぜだろう。
    体験も、時間経過とともに淡く薄れてゆくのはなぜだろう。
    強く残る想い合いをすることが出来るって、すんごい。

  • ちょっとだけミステリーな5作の短編集。
    『妻が椎茸だったころ』…ってまた、なんのこっちゃ?と思っていたけど、これはだいぶじんわりきました。

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著者プロフィール

1964 年東京都杉並生まれ。小説家、エッセイスト。出版社勤務、フリーライターを経て、2003 年『FUTON』でデビュー。2010 年『小さいおうち』で第143 回直木三十五賞受賞。同作品は山田洋次監督により映画化。『かたづの!』で第3 回河合隼雄物語賞・第4 回歴史時代作家クラブ作品賞・第28 回柴田錬三郎賞を、『長いお別れ』で第10 回中央公論文芸賞・第5 回日本医療小説大賞を、『夢見る帝国図書館』で第30 回紫式部文学賞を受賞。

「2022年 『手塚マンガで学ぶ 憲法・環境・共生 全3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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