原発ホワイトアウト

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1538
感想 : 258
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062186179

感想・レビュー・書評

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  • 日本国内で、物事がどうやって決まっていくのかよく分かる本。あれだけ危ないと分かっていても、原発再稼働に向けて突っ走る日本…、本当に大丈夫なのか?

    amazonでも多くのレビューが書かれており賛否両論であるが、★1つの低評価のレビューを見てみると「こんな嘘っぱち書くな」とか、「こんな分かり切ったことを書くな」とかある、いったいどっちなんだろうとおもう。おそらく、低く評価してこの本の価値を貶める、工作員の仕業と思われる。

    それはともかく、この本が多くの人に読まれ、原発再稼働を阻止するような大きなうねりが発生することを強く望む

  • 現役霞ヶ関官僚が告発する原発利権の裏側を描いた小説。
    前半は、明らかに人物が特定できる「告発風」で後半は「近未来小説風」
    現役官僚(実在する人物かどうか知らないが)が真実を書くのは小説の形でしかできなかった、という事だが、小説としては評価できない。

    本当に告発したいなら堂々と表に出てくれば良いのに。
    どこかで聞きかじった事をつなぎ合わせているような印象。

  • 実にリアルな内容。でも著者は特定困難らしい。

  • 小説と知らずに、本屋で見てサクッと図書館予約したのでした。
    これって誰の事かって私の様なニュース音痴ですらすぐに解ってしまうくらいの登場人物のネーミングは、やっぱ狙ってるんだよね。
    著者、現在も霞が関の省庁に勤務の国家公務員て…。
    小説?暴露本?ルポ?…と混乱しながら読み進め、
    最終章は完全なフィクションだったけど、何故か一番リアリティあって怖かったりして…ドキドキしながら読んだ。
    あ~、マジ原発怖い。

  • 登場人物が多分この人をイメージしているんだろうなというのが分かってリアルに想像しながら読めるので、ストーリーの中に入り込むのは容易でした。
    現職官僚が書いた小説で、ほとんどが事実に近いという事を考えながら見ていると、日本て相当病んでいるなぁと思われ、こういう人たちの思考ってこうなのかと愕然とさせられる。
    原発なんてこんな事であっという間に危機的状況になるのかと最後の部分で、今の日本の原発の脆弱さが分かり、リアルにこれは起こりうるし、とんでもない施設だとあらためて思った。
    いやしかし、こんなもの再稼働させちゃいかんでしょう。
    あ、そうそう日本の政治家って心底情けないとも思った小説でした。
    ぜひ読んでいまの現実と重ね合わせて、このままでいいかを想像して貰いたい一冊でした。

  • 自宅ソファーで読了(18)
    リアル…。こうならないことを祈るばかり…。
    読み応えありでした。

  • 原発のことを考えさせられた。

  • どこまで事実に基づいた話なのか不明だが大きく違ってはいないだろうし、クライマックスは現実に起こり得るだろう。
    最後は読んでいて恐怖を覚えた。
    日本人は本当に破滅に向かっているのかもしれない。

  • 現職官僚の暴露本。読みやすい。国は産業と利権のため原発推進。それは事故が起きても変わらない。警察は所詮国家の犬。

  • どこかで読んだような話を、何処にでもありそうなプロットにまとめ、薄っぺらい人物描写で、安易なフィクションにまとめた本。
    著者が、現役中央官僚と言ううたいがなければ、箸にも棒にも掛らんような本。
    とは言え、内容が真実を含むものと考えられるのだろうが、日本を腐らせてるのは常に政治家と官僚だ。
    何とも薄ら寒い。

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著者プロフィール

若杉冽(わかすぎ・れつ)

東京大学法学部卒業。
国家公務員1種試験合格。
現在、霞が関の省庁に勤務。
著書にはベストセラーになった『原発ホワイトアウト』がある。

「2014年 『東京ブラックアウト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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