- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062192934
作品紹介・あらすじ
大手製薬会社・向山製薬の研究員、三浦陽介の死体が自宅で発見された。警察は当初、事件性も疑って捜査した。なぜなら、「研究所の人間が人体実験をしている」と告発する怪文書が研究所内で発見されていたからだ。だが、1ヵ月経っても三浦と怪文書は結び付かず、アレルギー発作によるショック死と断定、事件性はないと判断された。その2週間後、経済学捜査員・伏見真守が向山製薬を訪れた。伏見は警察の見解を覆すように、三浦の死に他殺の可能性があることを示唆した。そして、三浦が所属していた「希少疾病第二部門」の研究員に向かって、全員を容疑者として扱うと宣言したのだった……。
感想・レビュー・書評
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シリーズ第2弾。
特別捜査官の行動経済学者の伏見が、製薬会社のコンプライアンス課課長とコンビ(付き添い)を組んで、事故死とされた事件に挑んでいく話です。
前回は女刑事がペアだったので、また同じバディものかと思ったら新しいペアでした。
前回ほど経済学的観点が少ないような感じでしたが、楽しめました。地道に証拠固めしていく様子は通常の捜査のように思えます。
登場人物もあまり多くないためわかりやすかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ第2弾。
主人公は経済学の観点から犯人を追っていく。
前作は全くやる気のない女性刑事が同行していたが、本作は出世は順調だが尊敬できない男が同行する。
創薬研究所から告発文が見つかり、それに関わっているとされる人物が亡くなる。
事故か事件か・・・・なお話。
主人公の独特な捜査力で解決はするものの、読了後はとくにスカっとする印象なし。
主人公が特にそれを目的としていないキャラクターの為そのような仕上がりとなっている様子。 -
読みやすかった。登場人物が少ないので難しくないミステリー。
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わざわざ経済学と結びつける必要はあったのかな?普通に推理するのと何の違いがあるのか私にはわからなかった。
「女性は、守るものを宿すと、強いですね」でまとめられると ⁇ ってなる。 -
買ってから、しばらくほっておいたけど、やっと読了。面白かった。
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エウレカの確率二作目。現実的に考えるとかなり無理があるけど、まあ読み物としてはありかな。少し変わった刑事物を読みたい時にはいいかな。
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04/04/2017 読了。
図書館から。 -
経済学と製薬会社のダブルヒットで購入。ウィキや数冊の本で得たゲーム理論の知識を具体例に無理やり押し込めた感じ。人に何かを語るためにはその100倍の知識がないと。とりあえずゲーム理論のいくつかの単語を覚えられた。。
内容も、医療系機関に勤めているならもうちょっと面白い内部事情を書けそうなのに、、。あと、犯人の豹変っぷりに違和感、ちょっと幻滅。 -
経済学者が警視庁の特別捜査官として事件解決を図る推理小説。経済学という視点から事件を俯瞰すると、複雑と思える関係性も解りやすく見えてくる。私たちは様々なバイアスにかかっていることで、物事を複雑化させているのだろうか。難しいと感じられる、「ナッシュ均衡」「囚人のジレンマ」「パレート効率的」といった経済学の基本ワードがストーリーを通して理解できる。
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28.12.3