東京ブラックアウト

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 471
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062193412

作品紹介・あらすじ

大ベストセラー『原発ホワイトアウト』を凌ぐディテールと迫力!! キャリア官僚が書いたリアル告発ノベル、最新作!
 「原発再稼働」が既定路線のように進む日本……しかし、その裏には真っ黒な陰謀が渦巻いていた!
 いったん「原発再稼働」を認めれば、「発送電分離」は不可能となる……そのカラクリを暴いていくと驚愕の真実にぶち当たった……そう、「原発再稼働」で殺されるのは、大都市の住民だったのだ!!
 自分の家族の命と財産を守るため、全日本人必読の書!

感想・レビュー・書評

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  • 原発再稼働にひた走る理由と、その無惨な結末が余りにもリアルに描かれている。現実との境目が分からなくなるほど。

  • 「原発ホワイトアウト」の続編。
    前作では原発への破壊工作が仕掛けられたところで終わっていたが、本作ではその工作の結果、フクシマを超える事故が起こり、関東地方が廃墟と化した世界が描かれる。

    にも関わらず、原発利権を死守しようとする勢力に対し、天皇が反対意見を表明する、というのは少しストーリーとしては強引な印象が残った。

    法律の条文の細かな表現に込められた霞ヶ関文学の解説など、ディテールがあいかわらず面白かった。

    ・原発事故の場合の避難計画といっても実際には大渋滞を引き起こして身動きがとれなくなるだけ

  • コアキャッチャー 原子炉でメルトダウンが発生した場合に備えて、原子炉の格納庫の下部に設置される装置
    溶けた核燃料を閉じ込めて冷却し、放射性物質の拡散を抑制 日本にはない

    天皇への請願 送付先あり

    官報正誤で戒厳令

  • 『シン・ゴジラ』で役人の生態を観た時と同様の新鮮さを感じるが、ビッグ・ピクチャーがなく、途中で飽きてしまう。

  • 現役官僚による、原発問題告発本。
    官僚組織が事細かく描かれているが
    終始そこかれ抜けきれず。
    テロの要因や事件性には一切触れず。
    そういった主旨ではないのだろう。

  • 官僚が書いたので、官僚の思考様式、原発正当化の論理などが垣間見られる。

  • 『原発ホワイトアウト』に続く2作目。しばらく本棚で眠っていた。原発が続々と再稼働している。次世代に残す負債は計り知れない!

  • 電事連の執念、恐るべし。現役官僚のペンネームによる告発フィクション。

  • 20170730


    それでも原発は再稼働して行く。

    原発マネーという麻薬中毒に侵された電力会社、政治家、官僚達によって。

    放射性廃棄物処理を未来の国民に押し付けて。

    人の命よりも、何よりも金儲けが優先されるこの国で。


  • 暴露的な黒の連鎖。もしフクシマの時に…を考えたら、架空でも末恐ろしくなる♪。

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著者プロフィール

若杉冽(わかすぎ・れつ)

東京大学法学部卒業。
国家公務員1種試験合格。
現在、霞が関の省庁に勤務。
著書にはベストセラーになった『原発ホワイトアウト』がある。

「2014年 『東京ブラックアウト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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