- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062193986
作品紹介・あらすじ
書店員さんたちから絶賛の声!
・世界を変化させるのは、思いやりの心と人肌のぬくもり。人として生きていくうえで大切なことを教えてくれる、かけがえのない一冊。(三省堂書店神保町本店 内田剛さん)
・ネットでつながれ、クラウドで体験を共有する現代社会だからこその、どこかおとぎ話のような不思議な物語たち。(明正堂NTT上野店 金杉由美さん)
・一気に読みました。「つながる」ことは良いことばかりではないけれど、それをひっくるめて誰かが誰かを変えるきっかけになっているって、すごく良いなぁ。(ジュンク堂書店大宮高島屋店 中桐裕美さん)
おもしろ動画を見て、あははと笑って、毎日を過ごしたいのだ。
でも、この心のもやもやは、どうしたらいいのだろう……。
(本文より)
スマートフォンのSNSアプリで、罪なき人々がむごたらしく殺されていくシリアの内戦の動画を目にしてしまった中2の少女・結衣。そして、その動画の閲覧を勧め、社会と向かい合おうとする同級生の楓。〈子どもでも大人でも、住んでいる国とかも関係なく、世界中の人々が楽しめるようなゲームを作ることを、いま、ここに誓う!〉という熱い思いを忘れかけていた楓の父・純平……。
ソーシャルゲームに夢中な小学生も、ネットアイドルも、インターネット社会を作り上げたシリコンバレーの大富豪の母も、みんなネット上でつながっている。そして、雲=クラウドの「向こう側」には、どんな風景が広がっているのだろう。
〈リアル〉と〈ネット〉をめぐる群像劇。
感想・レビュー・書評
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ネットでつながれ、クラウドで体験を共有する現代社会だからこその、どこかおとぎ話のような不思議な物語たち。
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小学生から大人まで、スマホやSNS、インターネットを キーワードにつながる連作。
ネットとの付き合い方を考えさせられました。 -
中高生向けの本だったのかな。心情描写も軽めでストレートだったので、大人が読むには物足りないかな。
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短編連作。ジャケ借り。文字が大きくてびっくりしたが、読みやすくスイスイ読み終わった。老若男女が主人公で、少しずつ繋がっていて、最後の章で全部がまとまる爽快なラスト。ご都合主義でもいい、ハッピーな終わりの物語は好きです。全体的に、悩みぬくけどハッピーな感じ!
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スマホと生きる。
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携帯は高校生になってから…と中2の娘と約束しているので、読ませてみます。どんな感想を持つのか、聞いてみたい。
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身近でなくてはならない存在になったネット
SNSや動画投稿やゲームにあるいろんな楽しさとむずかしさがよくわかりました
スマホとか使い始めたばかりの中高生に読んでみてほしい
あるのが当たり前になってる子達はどう感じるか聞いてみたいです -
しばらく前に読了。
連作短篇。web連載がもとというのもあってか、時流をつかんだSNSとスマホの話。だからといって若者だけの話ではなく、いろいろな年齢のひとが出てくる。でも、ちょっとリテラシー教育的ではあるかな…。
短篇同士のつなぎに無理やり感があるのが残念。